Unix系の OS のパーミッション (ディレクトリーやファイルのアクセス権) に SGID (Set Group ID) というものがあります.これが設定されると,グループの実行権限が「x」ではなく「s」になります.ディレクトリーとファイルの両方に,SGID は設定可能です.
ディレクトリーに設定 | ディレクトリー配下のファイルやディレクトリーのグループが,このディレクトリーのグループになる. |
ファイルに設定 | 実行ファイルに設定すると,実行ユーザーにかかわらず,実行ファイルに作成されたファイルのグループはその実行ファイルのグループになります.SGID が設定されていないと,実行ユーザーのグループになります. |
二通りの方法で指定できます.簡単な方法は「chmod g+s ファイルまたはディレクトリー」です.他のパーミッションも含めて設定する場合は,「chmod 2??? ファイルまたはディレクトリー」とします.??? は普通のパーミッションの設定(8進数)です.