ガウス消去法とガウス・ジョルダン法は単純で、皆さんが今まで連立1次方程
式を計算してきた方法と同じです。
ガウス消去法というのは、連立方程式
(4)を次にように変形させて、解く方法です。
このように式を変形する方法をガウスの消去法と言います。実際の変形方法に
ついては、次のガウス・ジョルダン法とほとんど同じですので、次節を参考に
してください。このように式が変形できると後は簡単で、次にように
か
ら
まで順次計算していきます。
の値は、
と求めることができます。この式は、
![$\displaystyle x_i=\frac{1}{a_{ii}^\prime}\left[ b_i^\prime-\sum_{j=i+1}^N a_{ij}^\prime x_j \right]$](img41.png) |
(8) |
とまとめることができます。この式を使って、
〜0まで処理することを後
退代入といいます。重要なことは、後ろ
から処理することです。決して、
から処理することはできません。ガウス消去法と後退代入により連立1次方程
式は、コンピューターで容易に解くことができます。
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著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
平成19年8月21日