教科書の第1章で、重要な記述を、以下に示す。これらは、確実に内容を理解
し、憶える必要がある。
- コンピュータに何をどのようにさせるかを記述したものをプログラム
(program)と呼ぶ。(p.13)
- コンピューター機材を「ハードウェアー」と呼ぶ
- コンピューターに仕事をさせるためのプログラムを「ソフト
ウェアーと呼ぶ」
- コンピュータが理解できる言葉は、機械語(マシン語)だけである。それは、
「0010110100110」のように、0と1の数字が並んだも
のである(p.16)。これを、人間が理解するのは大変です。
- そこで、人間がわかりやすい言語(たとえばC言語)でプログラムを書き、
それを翻訳して機械語に直すことが考えられた。翻訳のように単純作業
はコンピューターが得意である。
- コンピューターに与える指示を書いたものがプログラムである。指示
を与える言葉をプログラミング言語と言い、いろいろな種類がる。しか
し、どの言葉でも最終的には機械語に翻訳して、コンピューターは指示
通りに仕事をする。
- コンピュータは単純な仕事しか理解できないので、目的達成までの方
法や道筋を細かく表現して、指示を与える必要がある。しかも、正
確に伝えなければ、コンピュータは正しく仕事をしない。(p.20)
- 問題解決までの道筋のことをアルゴリズム(algorithm)と言う。
(p.26)
- コンピュータに仕事をさせるには、人間が少しでも書きやすい(理解し
やすい)ようなプログラミング言語を使ってプログラムを作り、それを
コンピュータがわかるように翻訳し、コンピューターでそのプログラム
を動かす手順をとる。(p.30)
- C言語は、翻訳という手続きを必要とするプログラミング言語である。こ
のような言語は、共通したプログラム構築の流れがる。(p.30-36)
- プログラムを記述(コーディング)
- 問題を解くための手順(アルゴリズム)を、プログラム言
語で決められた文法で記述する。この作業をコーディング
と言う。
- コーディングの作業により記述されたものをソースプロ
グラム、あるいはソースコードと呼ぶ。
- 通常、ソースプログラムは、文字を入力しテキストファ
イルで保存できるテキストエディタで書く。
- プログラムを翻訳(コンパイルとリンク)
- ソースプログラムを機械語に翻訳する作業をコンパイル
とリンクと言う。
- コンパイルはコンパイラーと言うソフトウェアーにより、
ソースプログラムをオブジェクトプログラムに変換する。
- リンクはリンカーと言うソフトウェアーにより、オブジェ
クトプログラムとライブラリーから、機械語の実行プログ
ラムを作ります。
- 実行プログラムが記述されているファイルを実行ファイ
ルと言う。
- プログラムの動作確認
- UNIXの場合、実行ファイル名をタイプすることにより、
プログラムを実行させます。
- プログラムの誤りの修正(デバッグ)
- ソースプログラムの翻訳時や機械語のプログラムの実行
時の誤りを修正する作業をデバックと言う。
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Yamamoto's laboratory著者:
山本昌志
Yamamoto Masashi
平成16年9月7日