2 プログラムの見方

以前述べたように、プログラムは命令とデータから構成される。高級言語の場合、プログ ラムの大部分は命令である。データは外部のファイルから呼び出すことが多いので、ソー スプログラムには書かれないことが多い。というか、あちこちに書いて、どうなっている のか分からないことも多い。それに対して、機械語やアセンブラのソースプログラムでは、 命令部とデータ部を明確にするのが良い。

アセンブラのプログラムを見る場合、まず最初に、どの部分が命令で、どの部分がデータ かを見分けなくてはならない。また、命令部はメインルーチンとサブルーチンをも見分け なくてはならない。これらを、見分けるのは簡単である。慣れればすぐにわかるが、大体 の目安は、以下のとおりである。

プログラムを構成するこれらの3つの要素は、それぞれ一塊にかかれるのが普通である。 一塊に書かないようにもできるが、それは非常にわかりにくいプログラムとなり、絶対に 避けるべきである。少しでも経験のあるプログラマーならば、これらの要素は区別して分 かりやすく書いている。センスのない人ほど、複雑でわかりにくいプログラムを書く。

ソースプログラムを見たり書いたりする場合、メインルーチンとサブルーチン、データ部 に分ることから始めよ。



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著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
平成16年12月16日


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