2 非線型方程式の概要

非線形方程式2

$\displaystyle f(x)=0$ (1)

の解の値が必要になることが、工学の問題でしばしばある。工学の問題では、数学でやったよう な厳密な解の必要はなく、精度の良い近似解で良いことが多い。近似解といっても、 $ 10^{-10}$程度の精度のことを言っており、この程度の近似解が必要となる。

この非線形方程式は、図1のように$ y= f(x)$のx軸と交わる点 に実数解を持つ。ここだけとは限らないが、少なくともこの交わる点は解である。この点 の値は、コンピューターを用いた反復(ループ)計算により探すことができる。

この授業では4通りの計算テクニックを学習したが、重要3なのは

  1. 2分法
  2. ニュートン-ラフソン法(ニュートン法)
である。
図 1: $ f(x)=x^3-3x^2+9x-8$の関数。x軸との交点が解である。
\includegraphics[keepaspectratio, scale=0.7]{figure/function_solution/ShapeOfFunction.eps}



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著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
平成16年9月13日


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