4 プログラム例(加算演算)

それでは,命令の種類と,それがどのようにメモリーに格納される調べる.そ のためには,実際のプログラムで,それを見るのが良いであろう.次のような CASL IIのプログラムを考ることにする.これで,CASL IIの3種類の命令の違 いを理解する. これを実現するCASL IIのプログラムは,図 3のようになる.合わせて,フロー チャートも示しているので,内容を理解すること.

実行文ではないため,フローチャートには書かなかったが,命令コードの DCDSには,

A DC 3   アドレスAに数値の3を格納
D DC 'END'   アドレスDに文字'E'を格納
    続いて,アドレスD+1に文字'N'を格納
    最後に,アドレスD+2に文字'D'を格納
C DS 1   アドレスCを先頭に,1ワード分のメモリー領域を確保
     



の役割がある.これは,アセンブラーがメモリーの中身を決めたり,確保 するために必要である.

それでは,このCASL IIがアセンブラーでどのように機械語に変換されるか見 る.シミュレーターWCASL-II4で変換すると,図4のよう なマシン語になる.以下のことが重要である.

図 3: アセンブラ命令,機械語命令,マクロ命令があるプログラム例と フローチャート
\includegraphics[keepaspectratio, scale=0.8]{figure/flow_chart.eps}
図 4: メモリーの内容と命令の種類
\includegraphics[keepaspectratio, scale=0.8]{figure/program_memory.eps}



ホームページ: Yamamoto's laboratory
著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
2005-11-25


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