アセンブラ命令の学習が終わったので,機械語命令の説明を始める.機械語命令が終われ
ば,マクロ命令である.他の2つの命令に比べて,機械語命令は数も多く,その動作も多
岐にわたる.なんと言っても,アセンブラのプログラムの中心はこの機械語命令である.
プログラムの目的であるデータの加工は,ほとんど機械語命令で実行される.
この命令は,CPUの機能を表しているので,注意深い諸君は,CPUを作るために必要な機能
の概略を理解できるであろう.実際,COMET IIと同じような命令が,世の中で使われてい
るほとんどのCPUに実装されている.市販のCPUはCOMET IIより複雑な命令にも対
応しており,プログラマーには便利になっていいる.
機械語命令は数が多いので,しばらくは機械語命令の学習を進めることになる.命令の文
法は教科書に書いてある.プリントではその補助的な説明を行うことにする.
ここでのの学習のゴールは,
- 機械語命令の書き方が分かる.
- データ転送命令が理解できる.
- LD
- レジスターへのデータ転送
- ST
- メモリーへのデータ転送
- LAD
- レジスターへアドレス転送
である.
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Yamamoto's laboratory著者:
山本昌志
Yamamoto Masashi
2005-12-21