4 プログラム作成の練習

本日の学習内容の理解を深めるために,以下の練習問題のプログラムを作成して,実行し てみよ.最初の2問はswitch文を使うこと.最後の問は,if〜else if〜 elseを使うこと.
[練習1]
クイズを出題して,結果を判定するプログラムである.以下のよう なプログラムを作成せよ.
  •  画面に「情報処理基礎の担当教員は?」と表示する.
  •  画面に「1:山田 2:山上 3:山本」と表示する.
  •  キーボードから,整数値を読み込み,変数に格納する.
  •  読み込んだ整数に従い,以下を実行する.
    • 1の場合
      • 「山田ではありません.」と表示する.
      • 「不正解です.」と表示する.
    • 2の場合
      • 「山上ではありません.」と表示する.
      • 「不正解です.」と表示する.
    • 3の場合
      • 「情報処理基礎の担当は,山本です.」と表示する.
      • 「正解です.」と表示する.
    • 1-3以外の場合
      • 「質問にまじめに答えろ.」と表示する.
[練習2]
3に示す4種類の回路がある.全ての抵抗は同 一とする.キーボードから,ひとつの抵抗の抵抗値[$ \Omega$] と電圧[ $ \mathrm{V}$]を入力する.そして,計算する回路を選 択する.回路の全抵抗[$ \Omega$]と発熱量[ $ \mathrm{W}$]を 出力するプログラムを作成せよ.
図 3: 同じ抵抗から構成される4つの回路.
\includegraphics[keepaspectratio, scale=1.0]{figure/Q_circuit.eps}
[練習3]
三角形の面積を計算するプログラムを作成せよ.入力データは,三 辺の長さ $ (a,\,b,\,c)$とする.三辺の長さから,三角形の面積はヘ ロンの公式を使って,

  $\displaystyle s=\frac{a+b+c}{2}$    
  $\displaystyle S=\sqrt{s(s-a)(s-b)(s-c)}$    

と計算できる.$ S$が三角形の面積になる.このプログラム を使うユーザーはおっちょこちょいなので,入力データのチェック を行う以下のプログラム--ルーチン--を付加する.
  • もし,辺の長さa,b,cのいずれかが負の場合, 「辺の長さが負です」と表示する.そして,プログラムは終 了--return文を実行--する.
  • もし,いずれかの辺の長さが,他の2辺の和よりも大きいな らば,「三角形はできません」と表示する.そして,プログラムは終 了する.
  • 上の2つの条件に当てはまらなければ,ちゃんとした三角形 ができる.この場合は,面積を計算して,ディスプレイに出 力する.



ホームページ: Yamamoto's laboratory
著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
平成18年7月19日


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