前回は「制御の流れ」の最後で,
breakと
continue,
gotoの学習を行った.
それぞれの内容は,次のとおりである.
ループ処理中に
breakに出会うと,その瞬間に継続条件式とは無関係にループから脱
出する.通常は
if 文を伴って使うことが多い.図
1にフローチャー
トを示す.
図 1:
break文を使って,ループからの脱出する構文
|
ループ処理中に
continueに出会うと,それ以降のループブロックの処理がスキップ
される.ただし,継続条件式が正しい限り,ループ処理は続けられる.通常は
if文
を伴って使うことが多い.図
2にフローチャートを示す.
図 2:
contineを使って,ループブロックをスキップする構文
|
goto文により強制的にプログラムの制御を移すことができる.この文に出会うと,
goto文が示すラベルに実行が移る.
if文と共に用いられることが多い.もちろ
ん,単独で使用することも可能である.ただし,
goto文はプログラムの流れがわか
りにくくなるので,使わないほうが良いとされている.しかし,二重以上のループから一
気に脱出するときには有効である.
break文で脱出できるのはひとつのループのみで
ある.
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Yamamoto's laboratory著者:
山本昌志
Yamamoto Masashi
平成18年10月20日