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位取り記数法と2進数,10進数,16進数
2進数と10進数,16進数の相互の変換は,必ずできるように練習しなくてはならない. -4pt
いろいろな数の表記方法がある.N進数の場合,次のようにN個の 底で数を表現する.
2進数
0,1
10進数
0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
16進数
0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,A,B,C,D,E,F
桁上がりは,2進数の場合1の次で10に,10進数の場合9の次で10に,16 進数の場合Fの次で10になる.
我々が通常用いている数の表現の意味は,次の通りである.数字の並ぶ順序が重 要で,これを「位取り記数法」と言う.
基数の変換(2
10進数).通常の位取り記数法が理解できれば,簡単である.
普通はここから計算
ここから計算しても良い
2進数の各桁の10進数の値(重み)を覚えておくと便利である.
基数の変換(10
2進数).2で割った余りを並べればよい.変換方法の例を, 以下に示す.
である.
図 1:
10進数から2進数への変換方法.
基数の変換(16
10進数.これも,2進数と同じ.
基数の変換(10
16進数).16で割って,その余りが各桁になる.
図 2:
10進数から16進数への変換方法.
基数の変換(2
16進数).2進数の4桁が,16進数の1桁に等しい ことを利用する.
図 3:
2進数と16進数の相互変換
桁数が合わない場合は,先頭に必要なだけゼロを書き足して考える. 例えば,
となる.
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Yamamoto's laboratory
著者:
山本昌志
Yamamoto Masashi
平成19年3月4日