3 数値計算上の注意

ここで,実際のプログラムを作成する上で,一つだけ注意を与えておく.プログラムが安 定に動作するためには,位置と時刻の微小変化の比の2乗は,

$\displaystyle \alpha \le 1$ (25)

である必要がある.この値は,繰り返し計算をすると,その回数だけ乗算される.即ち, n回の繰り返し計算があれば,$ \alpha^n$が現れる.もし,$ \alpha$が1以上であれば,早 急に発散するであろう.従って,これは1以下になるように,微小変化を考えなくてはな らない.


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著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
平成19年1月29日


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