ここでは,静電場を記述する式から出発し,電荷保存則とFaradayの電磁誘導の法則が成
り立つように,電磁場の発散と回転の式を拡張した.これにより,電磁場(
,
,
,
)及び,電荷密度
と電流密度
の全ての変数
が時間の項を含ませることができる.他に法則はなく,これだけである.全て書き出すと,
となる.ただし,電磁場がある媒質の性質を決める誘電率
と透磁率
を
とおして,
|
|
(40) |
|
|
(41) |
の関係がある.
もう一度言うが,全ての変数は位置
と時間の関数となっている.これが電磁
場を記述する完全な方程式である.これが計算できれば全ての電磁気の問題は解けること
になる.
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Yamamoto's laboratory著者:
山本昌志
Yamamoto Masashi
平成19年7月26日