wrapfig の例
\begin{wrapfigure}[9]{r}[5mm]{30mm}
\centering
\includegraphics[keepaspectratio,width=30mm]
{polyhedron/Icosahedron.pdf}
\caption{正20面体}\label{poly20}
\end{wrapfigure}
正多面体 (regular polyhedron) とは,すべての面が同一の正多角形で構成され
てあり,かつすべての頂点において接する面の数が等しい凸多面体のことです.
この正多面体は,たった五つ (正四面体,正六面体,正八面体,正十二面体,正二十面体)
しかありません.その中で最大の面数のものが,図\ref{poly20}に示す正二
十面体です.これは,正三角形で構成され,面の数は 20,辺の数は 30,頂点の数
は 12 です.一方,頂点数が最大のものは正五角形の面で構成される正十二面体
で,20 個の頂点があります.これら二つの正十二面体と正二十面体は,それぞ
れの面の中心を頂点とする多角形の関係になっています.これを双対と呼びま
す.
正多面体は,プラトンの立体 (Platonic solid) と呼ばれることがあります.し
かし,プラトンの発見ではないようです.