Yamamoto's Laboratory
 
Microsoft Store
設定
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Microsoft Store とは

Microsoft Store でできること

Microsoft Store は,Windows 向けのアプリケーションやゲームなどを探し,入手するための公式ストアです.開発者は,無料または有料のアプリケーションを公開できます.また,アプリケーション内で使用する機能やコンテンツ,サブスクリプションなどを販売することもできます.利用者は,ストア上の商品ページで説明,画面例,価格,評価などを確認し,アプリケーションをダウンロードしてインストールできます.

通常のアプリ配布サイトとの違い

開発者自身の Web サイトなどで配布する場合,開発者はインストーラーの公開,電子署名,更新機能,決済,利用者への案内などを自分で用意します.また,利用者は配布元が信頼できるかを自分で判断しなければなりません.

Microsoft Store では,アプリケーションが公開前に審査され,ストア内の検索や商品ページから見つけられるようになります.特に MSIX 形式で登録したアプリケーションでは,Microsoft によるファイルのホスティングと電子署名,Windows を通した自動更新などを利用できます.一方,従来型の EXE または MSI インストーラーをストアに掲載する方法では,ファイルのホスティング,電子署名,更新機能を原則として開発者が用意します.

自作アプリケーションを販売する場合の Microsoft Store のメリットとデメリット

メリット

  • Windows に標準搭載されたストアを通して,多くの利用者に見つけてもらえる可能性があります.
  • 審査済みの商品ページから提供するため,個人の Web サイトだけで配布する場合よりも,利用者に安心感を与えやすくなります.
  • Microsoft の決済システムを利用すれば,購入処理,複数の国や地域への販売,売上管理などの負担を減らせます.
  • MSIX 形式では,ホスティング,電子署名,自動更新などを Microsoft Store に任せられます.
  • ダウンロード数,利用状況,評価などの分析情報を,改善や販売計画に活用できます.

デメリット

  • 公開前の審査があり,Microsoft Store のポリシーや技術要件を継続して守る必要があります.審査や修正のため,公開までに時間がかかる場合もあります.
  • Microsoft の決済システムを利用する場合は,売上の一部が手数料として差し引かれます.非ゲームアプリでは独自の決済システムも選択できますが,その場合は決済や利用者対応を自分で管理します.
  • 説明文,画像,年齢区分,プライバシーポリシー,問い合わせ先など,提出と保守に必要な情報が増えます.
  • 主な対象は Windows の利用者であるため,他の OS の利用者には別の配布方法が必要です.
  • EXE または MSI のまま掲載する場合は,MSIX で利用できるホスティングや自動更新などの利点をすべて受けられるわけではありません.

Microsoft Store を使うべき場合

次のような人やアプリケーションに適しています.

  • Windows の一般利用者に向けて,アプリケーションを広く公開または販売したい個人開発者や企業.
  • 利用者に,簡単で信頼しやすいインストール方法や自動更新を提供したい場合.
  • 有料販売,アプリケーション内購入,サブスクリプションなどを利用し,決済処理の一部を Microsoft に任せたい場合.
  • 業務効率化,教育,画像・音声編集,創作支援など,継続的に更新しながら幅広い利用者へ提供する Windows アプリケーション.

反対に,社内だけで使うアプリケーション,特定の顧客だけに提供する受託ソフトウェア,試作段階のツール,頻繁に実行ファイルを差し替える開発者向けツールなどは,社内配布,Web サイトからの直接配布,または限定配布の方が管理しやすい場合があります.販売対象,更新方法,決済方法,サポート体制を比較してから選ぶことが大切です.

開発者アカウントの登録

ここでは,Microsoft Store でアプリを公開または販売するために必要な,開発者アカウントの登録について説明します.アプリを公開する大まかな流れは,(1) 開発者アカウントの登録,(2) アプリの登録,(3) アプリのパッケージ化,(4) 提出と審査,(5) 公開です.

開発者アカウントの登録には,Microsoft のサービスへサインインするためのアカウントが必要です.すでに利用しているアカウントがあれば,新たに作成する必要はありません.個人の名前でアプリを公開する場合は,個人用 Microsoft アカウントを使用します.登録済みの法人の名前で公開する場合は,個人用 Microsoft アカウント,または Microsoft 365 などで使用している Microsoft Entra ID の職場アカウントを使用できます.

開発者アカウントを登録する流れは,次の通りです.

  1. 個人の名前で公開するか,登録済みの法人の名前で公開するかを決める.
  2. サインインに使用するアカウントを用意する.既存のアカウントがない場合に限り,個人用 Microsoft アカウントまたは職場アカウントを作成する.
    • 個人用 Microsoft アカウントを作成する場合は,Microsoft アカウントの作成ページを開き,使用するメールアドレスとパスワードなどを登録する.新しい Outlook.com のメールアドレスを同時に作成することもできる.
    • 職場アカウントは,通常,会社や組織の管理者が作成する.組織ですでに Microsoft 365 を利用している場合は,管理者にアカウントの発行を依頼する.管理者が作成する場合は,Microsoft 365 管理センターで[ユーザー]―[アクティブなユーザー]―[ユーザーの追加]を選択する.
  3. Microsoft Store 開発者サイトを開き,開発者アカウントの登録を開始する.
    1. 最初の画面で[開始する]を選択する.画面によっては[無料で開始]または[作業の開始]と表示される場合がある.すでに Microsoft Store 開発者アカウントを登録している場合は,[サインイン]を選択する.
    2. アカウントの種類を選択する.趣味,学校,非営利の個人プロジェクトなどを自分の名前で公開する場合は[個人アカウント]を選択する.事業として活動する個人事業主,フリーランサー,会社またはその他の組織として公開する場合は[会社アカウント]を選択する.登録後に個人アカウントを会社アカウントへ変更することはできないため,公開者名義を確認してから選択する.
    3. 使用するアカウントでサインインする.個人アカウントを選択した場合は,個人用 Microsoft アカウントを使用する.会社アカウントを選択した場合は,個人用 Microsoft アカウントまたは Microsoft Entra ID の職場アカウントを使用できる.Microsoft 365 を契約している会社では,通常,その職場アカウントを使用する.
    4. 個人アカウントの場合は,画面の指示に従って政府発行の本人確認書類と自撮り写真を提出し,氏名や連絡先などのプロファイル情報を確認する.
    5. 会社アカウントの場合は,D-U-N-S 番号,または登記事項証明書などの公的な会社書類を使用して会社情報を確認する.
      • D-U-N-S 番号は,企業情報会社の Dun & Bradstreet が事業者ごとに付与する9桁の企業識別番号である.日本の法人番号や Microsoft のアカウント番号とは異なる.Microsoft は,この番号に登録された会社名や住所を参照して会社の実在を確認する.
      • 番号を取得した覚えがなくても,取引などを通じてすでに登録されている場合がある.最初に画面の[既存の D-U-N-S 番号を検索してください]を選び,正式な会社名と所在地で検索する.
      • 番号が見つからない場合は,画面の[無料の D-U-N-S 番号を申請する]から次の手順で申請できる.
        1. [無料の D-U-N-S 番号を申請する]を選択し,Dun & Bradstreet の申請ページを開く.地域を尋ねられた場合は,日本を含む[International-based business]を選択する.
        2. 国または地域に[Japan]を指定し,正式な会社名,所在地,電話番号などを入力して,もう一度会社を検索する.本社,支社などの拠点ごとに番号が異なるため,Microsoft Store の登録に使用する拠点を選ぶ.
        3. 検索結果に自社が表示された場合は,新規申請せず,表示された会社を選択して既存番号の確認手続きを行う.表示されない場合は,新しい D-U-N-S 番号の申請へ進む.
        4. 登記上の会社名,会社形態,本社所在地,電話番号,法人番号,代表者または申請担当者の氏名,職場のメールアドレスなど,画面で求められる情報を入力する.登記事項証明書など,正式な会社名と所在地を確認できる資料を手元に用意し,その表記と一致させる.
        5. 入力内容を確認して送信し,受付メールを保存する.確認の連絡や追加資料の依頼が届いた場合は,メールの案内に従って回答する.
        6. D-U-N-S 番号が発行されたら,Microsoft Store の登録画面へ戻り,[D-U-N-S 番号を使用する]を選択して9桁の番号を入力する.無料申請では,発行まで30営業日程度かかる場合がある.
        番号の発行を待たずに登録を進める場合は,Microsoft Store の画面で[ビジネス ドキュメントをアップロードする]を選び,次のように書類を提出する.
        • 日本の株式会社が履歴事項全部証明書または現在事項全部証明書を提出する場合は,書類の種類として[Official government registry record with business details]を選択する.これは「会社情報を含む政府の公式登記記録」という意味であり,法務局が発行する登記事項証明書に対応する.
        • 定款を提出する場合は[Articles of incorporation or company formation documents]を選択する.フランチャイズ契約書,営業許可証,税務書類などを提出する場合は,それぞれの書類に対応する項目を選択する.通常の株式会社の実在確認には,会社名,所在地,法人番号などを確認できる登記事項証明書が分かりやすい.
        • Microsoft の要件では,提出書類は原則として過去12か月以内に発行されたものとされている.有効期限がある書類は,提出日から2か月以上有効である必要がある.発行日の新しい書類を使用する.
        • 日本語で発行された公的書類は,まず日本語の原本をそのまま提出する.会社名と所在地は,Partner Center に入力する内容と書類上の表記を一致させる.審査担当者から翻訳または追加書類を求められた場合は,その案内に従う.
        • 書類全体をPDFまたは鮮明な画像にし,会社名,所在地,発行元,発行日などが切れずに読めることを確認してアップロードする.書類による確認は手動で行われるため,数営業日かかる場合がある.
      会社情報の確認後,会社ドメインの職場メールアドレス,連絡先,ストアに表示するサポート連絡先などを入力し,契約内容を確認して同意する.
    6. 入力内容を送信し,確認が完了するのを待つ.会社書類などの手動確認には数営業日かかる場合がある.追加書類を求める電子メールが届いた場合は,[確認の概要]画面の指示に従って提出する.
    7. 確認完了後,[パートナー センター ダッシュボードに移動]または[ストアに発行]を選択する.登録時と同じアカウントでサインインすると,Partner Center の[アプリとゲームの概要]が表示される.

現在の新しい登録手続きでは,個人アカウントと会社アカウントのどちらにも登録料はかかりません.

ページ作成情報

参考資料

更新履歴

2026年 04月 29日 ページの新規作成
2026年 06月 04日 Inkscape ページからコピーされた内容を,IrfanView の説明,インストール,基本的な使い方,注意点に書き換え.
2026年 07月 23日 開発者アカウントの登録手順を,個人用 Microsoft アカウントと職場アカウントの両方に対応する内容へ修正.


no counter