この真理値表から、加法標準展開と乗法標準展開を計算する。後で分かること であるが、こうするとNANDやNORで表現するのが簡単になる。加法標準展開と 乗法標準展開は、カルノー図を使うのが簡単である。加法標準展開の場合、カ ルノー図は1に着目するのが良い。一方、乗法標準展開の場合は、0に着目する べきである。それぞれのカルノー図を図1と2に示す。
これから、式(1)は、それぞれ
加法標準展開 | (2) | |||
加法標準展開 | (3) |
これから、NANDゲートオンリーの式とNORゲートオンリーの式を導く。まずは じめに、NANDゲートオンリーは、加法標準形を使う。これを、以下のように変 形する。
同じことを、乗法標準形に施す。
これから分かるように、加法標準形や乗法標準形にすれば、NANDやNORオンリー の論理式に変形するのは簡単である。この変形をここでは、カルノー図を使っ て行ったが、もちろん他の方法でも良い。問題に合わせて、簡単な方法で標準 展開すればよいのである。