基本論理ゲート(OR, AND, NOT)をNANDゲートに置き換える場合、問題となりそ うなのが、ORゲートである。NOTゲートはそのままで良いし、ANDゲートは出力 に2つNOTゲートをつければ、NANDとNOTゲートになる。ORゲートをANDあるいは NANDゲートに変換するには、いつものように、ド・モルガンの定理を利用する。 ド・モルガンの定理は、
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まずはじめに、問題となりそうな、ORゲートの入力を2重否定(NOT)する。こ うしても、回路の動作は全く変化しない。その回路が、図5 である。
これからは、簡単で、入力が否定されているORゲートをNANDに変えるただけで ある。
この例は簡単であるが、他も大体このパターンで変形すればよい。ただし、
NOTゲートの数が合わないときには、適当に入れて、論理が変わらないように
する必要がある。
これもNANDゲートオンリー回路とほとんど同じである。ここでは、説明しない。