4 実験について

ここでブール代数の応用として、テキストの実験2の(1)について、説明する。 この実験の式は、

$\displaystyle Y=A \cdot \bar{B}+B+A \cdot B$ (13)

である。この式は、図13の回路をブール代数で表 している。この回路をブール代数を用いて、簡単化する。その方法は、次のよ うにする。

\begin{equation*}
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\begin{aligned}Y&=A \cdot \bar{B}+...
...\cdot(1) && \text{定理式(\ref{koutou})より}\\ &=A+B \end{aligned}\end{equation*}

このように、ブール代数の式は簡単化できる。簡単化された最後の式は、図 14の回路を表している。ただ単に、ブール代 数の規則に従い式を変形することで、図13の複雑 な回路から図14の簡単な回路に変形できたこ とになる。そして、これらの2つの回路は同じ働きをする。ブール代数という 数学の規則を使うだけで、電子回路が簡単化できるのは驚きである。
図 13: 実験のテキストの実験2(1)の式の回路
\includegraphics[keepaspectratio, scale=0.5]{figure/jiken_2_1_org.eps}
図 14: 実験のテキストの実験2(1)の式を簡単にした回路
\includegraphics[keepaspectratio, scale=0.5]{figure/jiken_2_1_smp.eps}



ホームページ: Yamamoto's laboratory
著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
平成19年8月22日


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