配列を学習するまで、諸君が知っていたデータ構造は、単純型と呼ばれるもので、
int a;
double x;
のように宣言する。これは、
- aという名前が付いた整数を格納する入れ物を用意する。
- xという名前が付いた倍精度実数を格納する入れ物を用意する。
というように解釈する。このデータ構造では、変数名、たとえば
aや
wを指定す
ることで、データにアクセスできる。
先週は、単純型に比べ、より多くのデータを扱える配列というデータ構造について、学習
した。それは、
int b[10000];
double y[10000];
のように宣言する。配列名と自然数により目的のデータにアクセスできる。この配列を上
手に使うことにより、大量のデータを取り扱うことができる。このようなことを学習した。
前回までの学習で、配列を使うことにより、大きなデータを扱えるようになったが、依然
としてデータの入力は、キーボードを用いていた。また、データの表示もディスプレイの
みであった。これでは、実際には大きなデータを扱うことは難しい。そこで、本日は、デー
タをハードディスク上で読み書きする方法を学習する。
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Yamamoto's laboratory著者:
山本昌志
Yamamoto Masashi
平成16年11月9日