5 参考資料

5.1 アスキーコード

教科書にアスキーコード表が載っていないので、表2に載せておく。 この表から数字(10進数)を計算する方法は、次のようにする。
  1. 対応する文字の上位3ビットの値を探す。
  2. 次に下位4ビットを探す。
  3. 対応する整数の計算を行う。計算方法は $ 16\times($上位3ビット$ )+($下 位4ビット$ )$である。ただし、A=10, B=11,$ \cdots$,F=15である5

具体的な例で表すと、大文字の'L'は、4Cなので

$\displaystyle 16\times4+12=76$ (1)

となる。

表 2: アスキーコード表。表の行(0〜7)は上位3ビットで、列(0〜F)は下位4ビット を表す。表中の2文字以上のものは文字ではなく、制御コードと呼ばれる特殊文字である。
  0 1 2 3 4 5 6 7
0 NUL DLE SP 0 @ P ` p
1 SOH DC1 ! 1 A Q a q
2 STX DC2 " 2 B R b r
3 ETX DC3 # 3 C S c s
4 EOT DC4 $ 4 D T d t
5 ENQ NAK % 5 E U e u
6 ACK SYN & 6 F V f v
7 BEL ETB ' 7 G W g w
8 BS CAN ( 8 H X h x
9 HT EM ) 9 I Y i y
A LF SUB * : J Z j z
B VT ESC + ; K [ k {
C FF FS , < L \ l |
D CR GS - = M ] m }
E SO RS . > N ^ n ~
F SI US / ? O _ o DEL

5.2 バイトとビット

ここでは、位取り記数法の話を少ししておく。詳細は、2年生で学習するので、雰囲気が 分かれば良い。

人間は10進数を使うが、コンピューター内部では2進数が使われている。また、実際のプ ログラマーは、2進数との対応がつきやすい16進数を好んで使う。それぞれの対応は、表 3のようになる。

ここでは、以下のことを憶えて欲しい。

実際のコンピューターの世界では、バイトにキロバイトとかメガバイトとかの補助単位が つく。これは、自然科学で使われる補助単位と少し異なるので、注意が必要である。


 		 キロ 		 KB 		 
$ 2^{10}=1024$バイト 

メガ MB $ 2^{20}=1048576$バイト
ギガ GB $ 2^{30}=1073741824$バイト

表 3: 基数を変えた場合の整数の表し方
10進数 2進数 16進数
0 0 0
1 1 1
2 10 2
3 11 3
4 100 4
5 101 5
6 110 6
7 111 7
8 1000 8
9 1001 9
10 1010 a
11 1011 b
12 1100 c
13 1101 d
14 1110 e
15 1111 f
16 10000 10
17 10001 11
18 10010 12
19 10011 13
20 10100 14
&vellip#vdots; &vellip#vdots; &vellip#vdots;
255 11111111 ff
&vellip#vdots; &vellip#vdots; &vellip#vdots;
65535 1111111111111111 ffff
&vellip#vdots; &vellip#vdots; &vellip#vdots;


ホームページ: Yamamoto's laboratory
著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
平成16年12月14日


no counter