先週は、関数について学習した。学習した内容をまとめると、以下の通りである。
- 内容が分かり易いソースプログラムを書くべきである。
- 分かり易いソースプログラムのためには、それを機能ごとに分割する必要がある。
C言語には、関数という機能が用意されている。
- C言語のプログラムは、関数から構成されており、それぞれが独立したプログラム
のように動作する。ただし、同時ではなく、呼び出された順番に、関数は動作する。
- そのため、最初に動作する関数を決める必要がある。最初に動作する関数が、
main()関数である。
- 関数は、特別な仕事をする専門家みたいなものである。専門家(関数)に仕事を依頼する
場合は、データの受け渡しが重要となる。
だいたいこんなところが、関数の概要であった。この便利そうな関数を使うためには、次
のようにすれば良い。
- プロトタイプ宣言
- 戻り値と関数名、それから引数を書く。
- 関数が正しく使われているか、コンパイラーがチェックするために用意さ
れている。
- 関数呼び出し
- 関数を呼び出すためには、引数を伴って関数名をコールするだけである。
- どこからでも、何回もコールすることができる。
- 関数定義
- メイン関数と同様、処理内容を書けば良い。
- 呼び出し元からのデータは引数で渡される。
- return文で呼び出し元へ、データを送る。その書き方は、次の2つが
用意されており、どちらでも良い。式は、変数だけでも良い。
- 括弧無しの方法 return 式;
- 括弧付きの方法 return(式);
先週の授業では、関数のイメージがつかめれば良い。本日の授業で、簡単な関数の使い方
の学習をする。関数が使えるようになることが大切で、プロトタイプ宣言、関数呼び出し、
関数定義を十分理解することが本日の目標である。
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Yamamoto's laboratory著者:
山本昌志
Yamamoto Masashi
平成17年1月29日