次の通り、プログラムを作成し、コンパイル、実行してみよう。これから、以
降プログラムの作成手順はいつも同じなので、この手順は理解しておく必要が
ある。
- ホームディレクトリー内にサブディレクトリー「sample1」を作成し、
そのディレクトリーに移動しよう。
- まずは、ホームディレクトリーに移動する。コマンド「cd」と
ターミナルで入力する。
- サブディレクトリーを作成する。コマンド「mkdir sample1」と
入力する。
- 作成されたディレクトリーに移動する。コマンド「cd sample1」
と入力する。
- カレントディレクトリー(自分が居るディレクトリー)を確認す
る。コマンド「pwd」と入力する
- 作成されたサブディレクトリーの中に、「sample1.c」というソースファ
イルを作成しよう。
- デスクトップの「LPEX Editor」のアイコンをダブルクリックし
て、エディターを立ち上げる。
- するとファイル名の入力を促すダイアログが出てくるので、
「sample1/sample1.c」と入力します。最初のsample1はホームディ
レクトリーにあるサブディレクトリーを表します。次の/(スラッ
シュと発音)はディレクトリーの区切りを示します。最後の
sample1.cがソースファイル名です。C言語の場合、必ず「??????.c」
のようになります。
- エディターの編集画面が出てくるので、教科書P.43のsample1.c
のプログラムを打ち込みます。
- プログラムを打ち込み終わると、その内容のセーブ(保管)を行
います。ファイルメニューの保管を選択するか、ツールボックス
のフロッピーディスクアイコンをクリックします。
- ソースプログラムをコンパイルしよう。コンパイルとは、C言語のソー
スプログラムを機械語に変換(翻訳)することである。
- ターミナルで、ソースファイルがあるか確認をします。コマン
ド「ls」を打ち込みます。すると、ソースファイル
「sample1.c」が表示されるはずです。
- 次にコンパイルを行います。コマンド「cc -o sample1
sample1.c」と打ち込みます。ccがコンパイルをしなさいという命
令です。次の-oは出力先を示すオプションで、その後に機械語に翻訳され
たファイル名を書きます。最後に、ソースファイル名を書きます。
したがって、ここでは、ソースファイル「sample1.c」を翻訳し
て機械語の「sample1」が出来上がる。
- もし、エラーがあればソースプログラムを再編集して、保管、
コンパイルを行います。
- 機械語の実行ファイルが出来上がったので、そのプログラムを実行し
てみよう。
- ターミナルで、実行ファイルがあるか確認をします。コマンド
「ls」を打ち込みます。すると、実行ファイル
「sample1*」が表示されるはずです。ファイル名の後ろにアスタ
リスクが付いているのは、実行ファイルの印です。
- それではプログラムを実行させて見ましょう。コマンド
「sample1」と打ち込みます。
- 画面に「Yes My Master」と表示されたでしょう。
- 練習のため、もう一度プログラムを実行させて見ましょう。一
回作ってしまえば、プログラムは何回でも実行できます。便利で
す。
教科書のP.48〜50の日本語を表示させるの前まで確認しましょう。
- ホームディレクトリー内にサブディレクトリー「sample1_1」を作成し、
そのディレクトリーに移動しよう。
- 作成されたサブディレクトリーの中に、「sample1_1.c」というソースファ
イルを作成しよう。プログラムは、教科書のp.48の通りとする。
- ソースプログラムをコンパイルしよう。
- 機械語の実行ファイルが出来上がったので、そのプログラムを実行し
てみよう。
このプログラムが完成したら、教科書のp.48〜50の内容を実行してみよう。実
行結果が教科書通りになることが確認できたら、練習問題を実施してみよう。
すべてのプログラムが完成したならば、以下の練習問題を実行してみよう。
- ホームディレクトリー内にサブディレクトリー「ex1」を作成し、そ
の中に、「hello.c」というソースプログラムを作る。
- ソースプログラムでは、
Hello world
Hello Japan
Hello Akita
と表示するようにコーディングすること。
- コーディングが完了したならば、コンパイル・実行させてみよう。
ホームページ: Yamamoto's laboratory
著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
平成19年8月22日