教科書の[例題6]のプログラムの動作内容は、[例題5]と全く同じである。ただし、最大値
を探索する部分をサブルーチンにして、プログラムの内容を分かりやすくしている。
プログラムは、分かりやすく書かなくてはならない。分かりにくいプログラムはメンテナ
ンスが大変である。ここでは、最大値を探す機能をサブルーチンとして分割している。
実際、サブルーチンを作成するとにもっとも気にかけることは、データの受け渡しである
2。
メインルーチンからサブルーチンに、ある処理を依頼するのであるが、そのためにはデー
タが必要である。メイン
サブ、メイン
サブと2通りある。高級
言語ではいろいろな方法があるが、CASL IIでは汎用レジスターを使うのが一般的である。
例題のプログラムを例にすると、
- メインルーチンがサブルーチンに依頼している仕事の内容は、データの最大値を
探すことである。
- そのために、メインルーチンはサブルーチンに、GR1を用いて、データの個
数を渡している。
データを取り扱うレジスターやラベルの内容を表
1と同じである。
また、プログラムのフローチャートを図
3に示す。。
図 3:
教科書のList5-7のプログラムの構造とフローチャート
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Yamamoto's laboratory著者:
山本昌志
Yamamoto Masashi
平成17年1月26日