3 COMET IIの取り扱う文字

3.1 文字の取り扱い方

一般に、情報を記号によって表現することをコード化(符号化)と呼びます。表 現されたものをコード(符号)と呼びます。COMET IIでは、JIS X0201ラテン文 字・片仮名用8単位符号を用います(教科書p.13の表2.3)。表を見て分かるよう に、各文字が8ビットの数字で表現されているだけです。たとえば、


文字 2進数 16進数
! 00100001 21
+ 00101011 2B
3 00110011 33
K 01001011 4B
t 01110100 74



のようです。これは、JIS X0201コードです。次の問いに答えなさい。

文字は8ビットで表していますが、COMET IIは16ビット単位でデータを取り扱 います。一つのアドレスあたり2文字を格納することも考えられますが、そう すると1文字を取り扱うのが大変になります。実際、COMET IIでは、上位8ビッ トを0にして、下位8ビットを使うと決められています。それについては、教科 書P.211の真ん中あたりの文字定数の部分に書かれています。

4にCOMET IIのアドレス#A000から'Akita kosen'と文字 が格納された場合のメモリーを示します。

図 4: 文字の格納状態。データの'????'は不明を示す。
\includegraphics[keepaspectratio, scale=0.8]{figure/memory_Akita_kosen.eps}

3.2 文字と数値の違い

教科書に書いてある通り(P.14)。


ホームページ: Yamamoto's laboratory
著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
平成16年9月7日


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