計数行列
の対角行列を反復計算の行列
としたものがヤコビ(Jacobi)法で
ある。ここでも、ヤコビは顔を出す。ヤコビ法では、係数行列を
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(20) |
と分解する。右辺第1項が行列
で第2項が
となる。
の解の
計算に必要な
の逆行列は、それが対角行列なので、
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(21) |
と簡単である。k+1番目の近似解は、
なので容易に求めるこ
とができる。実際、k番目の解
とすると、k+1番目の解は
と計算できる。これが、ヤコビ法である。行列の形で表すと
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(23) |
となる。ここで、
は係数行列
の対角成分から作った対角行列である。
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Yamamoto's laboratory著者:
山本昌志
Yamamoto Masashi
平成16年12月14日