Subsections
リストに引き続き,前回の授業ではスタックとキューと呼ばれるデータ構造を学習した.
最後に入れられたものが最初に取り出されるデータ構造である.こ
のことから,LIFO(last in first out, 後入れ先出し)と呼ばれる.そのイメージは,図
1の通りである.
スタックではデータの挿入と取り出しが列の一方からのみであったの
対して,キューは列の両端から行う.一方がデータの追加で一方がデータの取り出しとし
て使われ,最初に入れたデータが一番最初に取り出される.取り出されるデータは格納さ
れている最古のデータで,最初に入れられたものが最初に取り出されることから,
FIFO(first in first out, 先入れ先出し)と呼ばれる.そのイメージは,図
2の通りである.
本日はデータ構造ではなく,再帰呼び出し(recursive call)と言われるアルゴリズムの学
習を行う.本日のゴールは,以下の通り.
- 再帰呼び出しと普通の関数の違いが分かる.
- 再帰呼び出しの関数の作り方が理解できる.少なくとも,再帰呼び出しを使った
階乗のプログラムが書けること.
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Yamamoto's laboratory著者:
山本昌志
Yamamoto Masashi
2006-03-23