2 アセンブラーの仕事

本日の授業のテーマである「CASL IIの命令の種類とプログラムの書き方」を理解するた めには,アセンブラーの仕事を理解する必要がある.そのためには,ある程度プログラム の作成順序が分からなくてはなくてはならない.図1に, アセンブ ラ言語でのプログラムの作成手順を示す.作業の中心は,
  1. テキストエディターにより,アセンブラ言語でソースプログラムを記述し,ソー スファイルを作成する.
  2. アセンブラーにより,ソースファイルを機械語の実行ファイルに変換する.
である.
アセンブラーの役目は,人間が分かるアセンブラ言語で書かれたソースファイルをマシン 語に変換することにより,実行ファイルを作る.
アセンブラーとはこのような仕事をするプログラムである.その様子を図 2に示す3.何のことはない,先週の諸君の課題で アセンブラ言語をマシン語に直すのと同じで,アセンブラーはそれをやっているのである.

ただし,このプログラムは,メモリーの#0020からロードされた場合とし ているので注意が必要である.

図 1: プログラム作成のフローチャート
\includegraphics[keepaspectratio, scale=0.8]{figure/make_program.eps}
図 2: アセンブラ言語からマシン語への変換
\includegraphics[keepaspectratio, scale=0.8]{figure/assembler.eps}



ホームページ: Yamamoto's laboratory
著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
2005-11-25


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