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負の数の表現
COMET IIでは,負の整数は2の補数で表現されます.メモリーの中に, 16ビットで格納されます.
負の数を2の補数で表現する手順は,以下の通りです.
120D
負の数の絶対値を2進数で表現して,ビット反転する.
220D
+1加算
[例]
は,COMET IIの内部,16ビットの2の補数は,
と表されます(メモリーへの格納状 態).
0000000000010010
18の2進数表現(16ビット)
1111111111101101
ビット反転
1111111111101110
+1加算
2の補数を使うと,以下の有利な点があります.
負の数の加算が通常の加算器で出来る.
加算の場合の負の数,あるいは減算は,120D2の補数に変換 して,220D加算器による加算を行う.減算器を作るより,こ の方が回路が簡単になる.
図 5:
補数を使った計算
2の補数を求める手順(120Dビット反転 220D+1加算)は,コン ピューター内部表現では,
と同じです.
COMET IIの符号付き整数
正の数は16ビット2進数でそのままの表現です.一方,負の数は 2の補数を使います.正か負かの判断は,最上位のビットで判断 します.最上位の第15ビットが0ならば正,1であれば負です.
最上位のビットが符号を表すため,絶対値は残りのビットで表 すことになります.したがって,表現可能な整数は-32768〜 32767です.
正の整数の最大値
負の整数の絶対値の最大値
COMET IIの符号無し整数
正の数は16ビット2進数でそのままの表現です.一方,負の数を 表すことはできません.
正の整数は,16ビットのパターンが2進数と同じです.したがっ て,表現可能な整数は0〜65535です.
最小値
最大値
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ホームページ:
Yamamoto's laboratory
著者:
山本昌志
Yamamoto Masashi
2005-11-25