main(){ }
mainは関数名。Cのプログラムの中に、必ず、1つ必要。関数名のあとの( )の中に、引数 を書く。引数とは、その関数の変数みたいなのもの。これについては、後の授業で説明す る。
コンパイル gcc -o nothing nothing.c あるいは、 gcc nothing.c 実行 ./nothing あるいは、 ./a.out 結果 なんにも、起こらない。
#include <stdio.h> int main(){ printf("Hello World !!"); return 0; }
#include stdio.h これは、ヘッダーファイルと呼ばれるもので、関数のプ ロトタイプがかかれている。プロトタイプとは、関数の引数の数と型をチェックするもの である。ここでは、printf関数を使うため、これが必要である。とりあえず、おまじな いと思って、常に先頭に書く習慣をつける。
printf()は、名前のとおり、標準出力に出力する関数である。標準出力とは、通常、 ディスプレイが割り当てられている。
コンパイル gcc -o world hello_world.c あるは、 gcc hello_world 実行 ./world あるいは、 ./a.out 結果 Hello World !!
#include <stdio.h> int main(){ printf("Hello World !!\n"); printf("from Akita National College of Technology !!\n"); return 0; }
printfの中の nエスケープシーケンスと言われ改行を示す。重要 な拡張表記については、教科書のp.28に示されているので、見るのがよいだろう。通常、 よく使用されるのは、 nとtである。
#include <stdio.h> int main(){ double a, b, c; a = 3.1415927; b = 2.7182818; c = a+b; printf("pi = %10.7f\n",a); printf("e = %13.9f\n",b); printf("pi+e = %20.12f\n",c); return 0; }
doubleによって、変数の型を指定している。doubleは、倍精度実数型である。 それ以外のデータの型については、教科書のP.34に示されているので確認すること。
%10.7fは、書式つき出力を示している。printf("pi = %10.7f n",a)は、aを10.7f書式で出力する命令。fは浮動 小数点のこと。10.7の10はフィールド幅を示し、7は小数点以下の桁数を 示している。フォートランと同じ。
#include <stdio.h> int main(){ FILE *out_file; out_file = fopen("sample.txt", "w"); fprintf(out_file, "Hello World"); fclose(out_file); return 0; }
FILEは、変数の型指定みたいなも。out_fileの型がファイルを示す。 out_fileの前についている*は、ポインターをしめす。これについては、 おまじないと思って、ファイルを使う場合は、FILE *filename;と記述すればよい。
fopenは、ファイルを開く関数です。引数は、ファイル名とオープンモードである。オー プンモードについては、教科書のp.382に書かれている。
fprintf()は、printf()とほとんど同じ。第一引数に、出力先を指定する。も し、stdoutと指定すると、標準出力(通常ディスプレイ)に出力される。
fcloseは、ファイルを閉じる関数である。
プログラムをコンパイル・実行の後、作成されたファイルを調べよ。
#include <stdio.h> int main(){ FILE *in_file; char ss[256]; in_file = fopen("sample.txt", "r"); fgets(ss, 256, in_file); printf("%s",ss); fclose(in_file); return 0; }
char ss[256]は、文字型変数、256バイトのメモリー領域を確保しろという命令であ る。
fgets関数で、ファイルの中身を読み込みむ。最初の引数は読み込んだ文字の格納 領域、次は最大読み込む文字数、最後は読込先のファイルポインターである。