4 初期化(教科書の7章)

4.1 暗黙の初期化(p.90)

変数宣言をしただけで値の設定を行わない場合、暗黙の初期が行われる。変数宣言をす ると、コンピューターのメモリーが予約される。予約されたメモリーの各ビットは、 01 が詰まっているわけでなにがしかの値がある。この値であるが、変数 の記憶クラスによって異なる。

自動変数の値の設定を行わないで、ゼロになっていると勘違いし、プログラムを作成しす ることがある。自動変数を使うときには十分注意が必要である。

[練習1]
整数型の変数として、グローバル変数 i 、ローカルの 自動変数 j 、ローカルの静的変数 k を宣言して、 それに格納されている値を調べよ。(ヒント:p.91の上の方の プログラム)

4.2 変数の初期化(p.91)

教科書の p.91 に書かれているように、変数宣言とともに代入演算子を用いて、初期値を 設定できる。この設定する初期値は、コンパイル時に値が計算できなくてはならない。静 的変数(static)はコンパイル時に値が決定されて、それがメモリーの初期値となる。 自動変数はその関数が実行されるときに初めて、メモリーが確保されて、その値が設定さ れる。この辺の話は、関数の時にするので、あまり気にしないで欲しい。


ホームページ: Yamamoto's laboratory
著者: 山本昌志
yamamoto masashi
平成17年5月14日


no counter