教科書p.351の表に書かれているような数学関数を使うときには、ヘッダーファイル
<math.h>を以下のように書いて、インクルードする必要がある。
#include <math.h>
さらに、さらにコンパイルする場合には、libmというライブラリーをリンクして、
実行ファイルを作成する必要がある。このライブラリーが数学関数の実行ファイルである。
数学関数が使われているソースコードをコンパイルするときには、
gcc -lm -o 実行ファイル名 ソースファイル名
のようにする。
- [練習1]
- 倍精度実数を読み込み、以下の関数の値を指数形式と小数点
以下、8桁で表示せよ。
- 三角関数(
)
- 指数関数
- 自然対数関数と常用対数関数
- 平方根と立方根
- [練習2]
- を計算して、指数形式と小数点以下、8桁で表示せよ。
以前のC言語は複素数がサポートされていなかった。数値計算をする場合、複素数が使え
ないとかなり不便を強いられる。そのため、複素数が使える FORTRAN から抜け出せない
人が多くいた。新しいC言語では、複素数がサポートされるようになってきている。
その使い方は、教科書のp.471を参考にして欲しい。
- [練習1]
- の複素数の絶対値を計算せよ。複素数の絶対値
を計算する関数はcabs()である。
- [練習2]
- の三角関数の値を計算せよ。複素数の三角
関数は、csin(), ccos(), ctan()を使う。
乱数も数値計算ではよく使われる。乱数の発生については、教科書のp.440(
rand)と
p.449(
srand())を見よ。
- [練習1]
- 諸君が使っているシステムの乱数発生のプログラムで、
発生できる最大の乱数を調べよ。
- [練習2]
- 乱数の一様性を調べたい。どうすれば良いか考えよ。
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Yamamoto's laboratory著者:
山本昌志
Yamamoto Masashi
平成17年6月27日