1 #include <stdio.h> 2 3 int main(void) 4 { 5 int tensu; 6 7 printf("テストの点数?\t"); 8 scanf("%d",&tensu); 9 10 if(tensu<50){ 11 printf("いわゆる欠点です.がんばらないと留年します.\n"); 12 }else{ 13 printf("合格点です.しかし,油断は禁物です.\n"); 14 } 15 16 return 0; 17 }このように,条件--ここでは点数--に応じて実行される文が変わるものを,制御構造と 言う.この条件を表す式--ここではtensu<50--を条件式と言う.
式は,演算子(operator)と被演算子(operand)から構成する.例えば,単純な加算の式 a+bを考える.この場合,演算子は+,被演算子はaとbである.制御 式も式なので,演算子と被演算子とからなる.リスト1の場合,演算子 は<,被演算子はtensuと50である.
条件式で良く使われる演算子をリスト2にまとめておく.ほとんど,
数学の記号と同じなので一瞬にして憶えられるだろう.
となる.これは2年生で学習するブール代数の同じ規則である.
式の内容が正しい場合 計算結果は1(真)となる. 式の内容が誤りの場合 計算結果は0(偽)となる.
実際のプログラム例を見たほうが分かりやすいであろう.C言語で次のように書いたとす る.
a = 4 > 8; b = 4 < 8;
ポイント 条件式に使われる関係演算子や等価演算子を用いた式の計算結果は,正しい 場合1で,誤りの場合0となる. |