前回は教科書 [
1]の4章 制御の流れのp.117-131が範
囲であった.多分岐についての学習であった.多分岐に使われる構文,
whichと
if-
elese if-
elseの使い方を学んだ.具体的な学習内容は以下の通り
で,絶対に理解し,憶えなくてはならない.
- プログラム中で,「もしa=1ならば○○する,a=2ならば△△する,
a=5ならば□□する,さもなければ◎◎する」というような処理をしたい場
合,switchという命令を使う.このように,値により処理が複数に分岐する
ことを多分岐と言う.条件の部分が整数(int),あるいは文字(char)で
表される場合,switchを使う.この構文のフローチャートと書式を図
1に示す.
- 「もし○○ならば
する.さもなければ,もし□□なら
ば
する.さもなければ,もし
ならば
す
る.さもなければ,
する.」というよう構文を書き
たい場合がある.条件に合致しなければ,次々と条件を変化させる.このような
構文には,if〜else if〜else文を使う.この構文のフローチャートと書式を図
2に示す.
図 1:
switch文を使った構文.多くの選択肢がある場合.
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図 2:
if〜else if〜elseを使った多分岐
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今週は同じ文--プログラムの命令--を何回も実行する繰り返し文(ループ文)を学習する.教科書 [
1]の4章のp.132-152の学習を行う.そこで,諸君が身に付けるべきことを以下に示す.
- whileを使ったループ処理が書ける.これはループ処理に先立って,判断を
行い,それが正しい限り処理を続行する.
- forを使ったループ処理が書ける.通常,この文は繰り返し回数が予め分かっ
ているような処理に使う.
- do-whileを使ったループ処理が書ける.これは,一度ループ処理を行
い,処理の後に繰り返しの判断を行う.
C言語では3通りの繰り返し文が用意されているが,プログラムが分かりやすいものを使え
ば良い.
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Yamamoto's laboratory著者:
山本昌志
Yamamoto Masashi
平成18年9月7日