1 前回の復習と本日の内容

1.1 前回の復習

1.1.0.1 配列の宣言

配列と呼ばれるデータ構造は,大量のデータを格納することができる.配列はこれまで 学習してきた変数--単純型のデータ構造--とほとんど同じように扱うことができ,使用 方法は簡単である.配列を使うときの宣言は,
	
	int hoge[100], fuga[200][200];
	double foo[300], bar[4][4][4];

のようにする.すると,次のようなひとつずつデータの格納できる要素が使えるようにな る. -4pt

1.1.0.2 配列の初期化

配列のサイズが小さい場合,宣言と同時に初期ができる.
	int hoge[3]={111,222,333};
	int fuga[2][2]={{111,222},{333,4444}};

配列よりも初期値が少ない場合には,残りのゼロに初期化される. 多い場合にはエラーとなる.

1.1.0.3 配列の要素へのアクセス

配列では,配列名と添え字(インデックス)を指定する--たとえばi[3]j[25][49]--ことにより,記憶領域から値(データ)を入出力できる.
	i[3]=5;         /* 配列 i[3] に 5 を代入 */
	c=j[25][49];    /* 配列 j[25][49] の値を変数 c へ代入 */

ほとんど今まで使ってきた変数と同じである.インデックスには自然数が格納された整数 型の変数を使うことも可能である.
	for(i=0; i<=360; i++){
	    my_sin[i]=sin(M_PI*i/360.0);
	}

こうすると,my_sin[45]には $ 0.707107\cdots$が格納される.

1.2 本日の学習内容

本日の学習範囲は,教科書 [1]のp.216-245あたりであ る.ただし,教科書のこの範囲は少し難しい内容も含まれる.2年生以降に学習する範囲 も含まれるし,まだ学習していない数学の内容もある.したがって,教科書は分からなく てもよい.

教科書からだいぶ離れるが,本日は以下のことを学習する.




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著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
平成18年12月22日


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