フーリエ変換(Fourier transform)の式(
1)は,時間情報を周
波数情報に変換している.すなわち,時刻の関数で振幅が
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が分かったとすると,周
波数(角振動数)の関数でその振幅
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がわかる.逆フーリエ変換
(
2)は,周波数情報から時間情報に変換する.
導関数のフーリエ変換は,
となる.ようするに導関数のフーリエ変換は,元の関数のフーリエ変換の

倍で
ある.
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階の導関数のフーリエ変換は,
となる.
キルヒホッフの法則から回路が満たす微分方程式を作成し,フーリエ変換することにより,
その微分方程式を解くことができる.特に周波数領域で定義されるインピーダンスを求め
るのに有効である.
本日の学習内容は,教科書 [
1]のp.246-247である.本日のゴールは次のように
設定している.
-4pt
- 小振動の弦の波動方程式--偏微分方程式--を導くことができる.
- 偏微分方程式を変数分離法により,連立の常微分方程式に変換できる.
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Yamamoto's laboratory著者:
山本昌志
Yamamoto Masashi
平成19年2月22日