図
1のようなCR直列回路に交流電圧
![$ V$](img123.png)
を加えたとき,
抵抗およびコンデンサーの両端の電圧
となる.ここで,
![$ V_R$](img102.png)
が抵抗,
![$ V_C$](img96.png)
がコンデンサー両端の電圧である.
![$ \tau $](img1.png)
は時定数で,
![$ \tau=CR$](img38.png)
と定義する.ここで,
![$ \omega\tau$](img127.png)
が1に比べて
十分小さい場合,抵抗両端の電圧
![$ V_R$](img102.png)
は電源電圧の微分となる.また,コン
デンサーの電圧
![$ V_C$](img96.png)
は電源電圧の積分となる.
素子間の電圧を電源電圧との比[dB]であらわす,
となる.これを,周波数
![$ f=\omega/(2\pi)$](img132.png)
を横軸に,
![$ G_R$](img133.png)
と
![$ G_C$](img134.png)
を縦軸に
してグラフに描くと,図
2のような特性曲線が得られる.
同様に,電源との位相差は,
となる.
![$ \Re$](img139.png)
は実数部,
![$ \Im$](img140.png)
は虚数部を表す.これをグラフに描くと,図
2のような特性曲線になる.
この図中の
は
となる周波数で,これをCR回路の遮
断周波数と言う.このとき,位相差は,
[rad]=45 [deg]となる.
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図 2:
ゲインと位相(C=0.001[ F], R=10[k ])
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Yamamoto's laboratory著者:
山本昌志
Yamamoto Masashi
平成18年7月3日