図
1のようなCR直列回路に交流電圧
を加えたとき,
抵抗およびコンデンサーの両端の電圧
となる.ここで,
が抵抗,
がコンデンサー両端の電圧である.
は時定数で,
と定義する.ここで,
が1に比べて
十分小さい場合,抵抗両端の電圧
は電源電圧の微分となる.また,コン
デンサーの電圧
は電源電圧の積分となる.
素子間の電圧を電源電圧との比[dB]であらわす,
となる.これを,周波数
を横軸に,
と
を縦軸に
してグラフに描くと,図
2のような特性曲線が得られる.
同様に,電源との位相差は,
となる.
は実数部,
は虚数部を表す.これをグラフに描くと,図
2のような特性曲線になる.
この図中のは
となる周波数で,これをCR回路の遮
断周波数と言う.このとき,位相差は,
[rad]=45 [deg]となる.
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図 2:
ゲインと位相(C=0.001[F], R=10[k])
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Yamamoto's laboratory著者:
山本昌志
Yamamoto Masashi
平成18年7月3日