人類は長桁の円周率の計算を飽きもせずに続けている.紀元前200年ころ,アルキメデス
は円に内接する正96角形の計算から小数点以下2桁まで正しく計算している.生涯を円周率
の計算に書けたルドルフ(1539〜1610年)は
角形を用いて,小数点以下35桁まで計
算した.コンピューターによる計算はENIACが最初で1949年に2037桁まで計算している.
70時間くらい時間がかかったようである.さらに,円周率の計算は続き,2002年には東京
大学と日立製作所が1兆2411億桁まで計算している.
諸君も,この円周率の計算にチャレンジしてもらいたい.いま我々が使うことのできるパ
ソコンは初期のスーパーコンピューターをはるかにしのぐ能力を持っている.それを使い,
どの年代まで到達できるだろうか?
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Yamamoto's laboratory著者:
山本昌志
Yamamoto Masashi
平成19年4月11日