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[問1]
図のように磁石の間に面積
で,抵抗
の長
方形コイルを設置して,その中心軸のまわりを角速度
で回転させる.このとき,コイル内に発生する電
流の強さの最大値はいくらか.なお,磁石の作る磁束密度の強さは
と
する.また,コイル内の誘導電流のつくる磁場による効果は無視してよい.
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コイルを貫く磁束
は,
と書ける.コイル1周に発生する電圧

は,
となる.フラックス

は,最初に示した式を使う.すると,
と電圧を求めることができる.電流はオームの法則

より
となる.電流の最大値は,

となり,それぞれ値を代入すると,
1.5[A]になる.
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[問2]
図のように幅が で抵抗が無視できる導線に質量 抵抗 の導線a,b を水平にか
けて閉回路をつくる.この閉回路に垂直に一様な静磁場
をかけて,導線abを自
由落下させたとき,その終速度を求めよ.なお,このとき導線間の摩擦力と閉回路内の
誘導電流のつくる磁場は無視できるものとする.
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導線a,bが一番上にあるとき
とする座標を選び,下に向かうとそれが増加するように
する.すると回路が囲む面積
は,
となる.ここを貫く,フラックスは
となる.抵抗は,導線a,bのみなので,その間の電圧は,
である.これから,回路に流れる電流は
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(38) |
となる.
この電流が流れることにより,ローレンツ力が発生することになる.ローレンツ力は,
となるが,電荷密度
と導線の断面積
と長さ
を考えると
と書くことができる.終速度に達した場合,このローレンツ力と重力による力が釣り合う
ので,

となる.電流は分かっているので,終速度は,
となる.
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Yamamoto's laboratory著者:
山本昌志
Yamamoto Masashi
平成19年7月24日