矩形導波管でのマイクロ波の減衰をポインティングベクトルを使って計算してみた. 導波
管中のマイクロ波の減衰については, Rebort E. Collinの「Foundations for microwave
engineering」(邦訳「マイクロ波工学」)に書かれているが, 表面インピーダンスなる量
を用いて計算している. なんとなく, この表面インピーダンスは直感的に分かりにくかっ
たので, 全てポインティングベクトルを用いて計算をした. 当然, 全く同じ結果が得られ
が, やはりうれしい.
ここで, 示す結果自体は, 新しいものは何もない. ただ, マイクロ波の学習には適当な教
材と思われるので, 忘れないうちに, 計算過程を公開しておく.
ポインティングベクトルのみを用いて, 導波管でのマイクロ波の計算をした人は過去にい
ると思われれうが, 私は知らないので, 引用, あるいは参考文献で示すことができないの
で容赦願いたい. 過去の文献を教えてもらえれば, このページに載せようと思っている.
ホームページ: Yamamoto's laboratory
著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
平成19年8月20日