Git Bash を使う

Windows の CUI のコマンドプロンプトはクソのように機能が低いし,Powershell もいまいちです.これらの代わりに Git Bash を使うと,少し幸せになります.

ファイルは,Git for Windows のページの [Download] をクリックします.すると,ふぁいる「Git-2.38.1-64-bit.exe」がダウンロードされます.それをダブルクリックしたら,インストールが始まります.途中いろいろ効かれますが,私はすべてデフォルトの通りにしました.

Windwos のクリップボード履歴

Windwos のクリップボード履歴ソフトウェアー「clibor」が便利です.窓の杜からダウンロードできます.ダウンロードしたファイル clior.zip を解凍し,適当なフォルダーに保管します.私は C:\Program Files (x86) に保管しました.

使い方は,Clibor の使い方のページに書かれています.実行は「Clibor.exe」をダブルクリックするだけです.するとタスクバーに, Clibor が現れます.右クリックすると設定を開きます.[スタートアップへ登録(J)] をクリックすると良いでしょう.様々な設定が可能です.

クリップボード履歴は [Control] を二回クリックします.

Emacs の mozc の高速化

mozc を Emacs で使った場合,漢字変換が遅くて壁癖していた.長年我慢して使っていたが,「emacsのmozc日本語入力・変換速度改善」に改善方法が書かれていた. ~/.emacs.d/init.el に「(setq mozc-candidate-style ‘echo-area)」と記述するだけです.ミニバッファーに変換候補が現れるようになりますが,とても快適です.

Windows で pdftocairo

しばしば,私は pdf の修正に pdftocairo を使います.Linux ではデフォルトでインストール(?) されているので,気にせずに使っていました.Windows でも使いたくなり,インストールすることにしました.以下がインストールて手順です.

  1. Poppler for Windows からインストールファイル (poppler-0.68.0_x86) をダウンロードします.
  2. ダウンロードしたファイル「poppler-0.68.0_x86.7z」を解凍します.
  3. 解凍されたファイル類をフォルダー「poppler-0.68.0」をフォルダーごと,ディレクトリー「C:\Program Files (x86)」に移動させます.
  4. 実行ディレクトリーを環境変数の Path に追加します.
    • PC を右クリックし,プロパティ(R) を選択します.あるいは,コントロールパネル > システムとセキュリティ > システムを選択します.
    • システムの詳細設定を開きます.そして [環境変数(N)] をクリックします.
    • ユーザーの環境変数の Path を選択し,[編集(E)] ボタンをクリックします.
    • [新規(N)] ボタンをクリックします.
    • そして,実行ファイルのあるディレクトリー「C:\Program Files (x86)\poppler-0.68.0\bin」を追加します.そして,[OK] ボタンをクリックします.

これで,pdftocairo を使うことができます.poppler には,pdftocairo の他にいくつかの実行ファイルがあります.

Pdfdetach pdf からの埋め込みファイルの一覧表示または抽出
pdffonts PDF のフォントの解析
pdfimages pdf から画像ファイルを抽出しファイル保存
pdfinfo pdf と各ページに関する情報を表示
pdfseparate pdf をページ単位に分割
pdftocairo 画像変換とクロップ処理
pdftohtml pdf をHTML、XML、又はPNG、JPG画像に変換
pdftoppm pdf を画像ファイル (PPM, PGM, PBM) に変換
pdftops pdf を PostScript に変換
pdftotext pdf 内の文字列をテキストファイルへ出力
pdfunite 複数の pdf を1つのPDFファイルにマージ

Ubuntu の GNOME 端末のショートカット

Ubuntu の GNOME 端末を使っている時間が長いです.効率的に仕事するために,ショートカットを多用したいです.使うショートカットをメモです.

GNOME 端末のショートカット
キーの組み合わせ 動作
Control + Shift + t 新規にタブを追加する
Control + Page Down 右のタブへ移動
Control + Page Up 左のタブへ移動
Control + p コマンドのヒストリー (過去へ)
Control + n コマンドのヒストリー (未来へ)
Control + f コマンドラインのカーソル移動 (右へ)
Control + b コマンドラインのカーソル移動 (左へ)

フォルダーのファイル容量を調べる「DiskInfo」が便利

時々,ハードディスクの中身を整理したくなります.使わない大きなファイルを削除するのですが,それを探すのが結構面倒です.普通は,Windows のファイルマネージャー「Explorer」(?)というのを使いますが,大きなファイルやフォルダーの探索は効率が悪いです.

ネットで調べると DiskInfo が良さそうです.実際使ってみると,使い勝手が非常に良いです.これは,窓の杜からダウンロードできます.使い方は,とても簡単です.ディスクを指定し,解析を行うと以下のような画面が現れます.フォルダーとファイル毎にディスク上のサイズが表示されます.

インストラーの無い Windows アプリケーションの追加

インストーラーの無い Windows のアプリケーションをインストールする方法です.よくあるのは,ダウンロードしたファイルを解凍すると,実行ファイル (*.exe) が現れるものです.この実行ファイルをダブルクリックすると,アプリケーションが起動します.これを普通のアプリケーションのようにスタートメニューに登録すると便利です.

スタートメニューに登録する方法は,以下のとおりです.

  1. 実行ファイルが含まれるフォルダーごと,Program Files に移動させます.
  2. フォルダー「C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」に,実行ファイルのショートカットを保管します.この ProgramData は隠しフォルダーなので,表示されない場合はファイルマネージャーの設定を変更します.
    • この時いきなりショートカットを作ることができないので,一旦,デスクトップに作ります.
    • 出来上がったショートカットを Programs に移動させます.

この Programs のフォルダーには,いくつかの実行ファイルのショートカットを集めたフォルダーを入れることもできます.実行ファイル (ショートカット) を階層化できます.

ProgramData フォルダーが見えない場合は,Windows Explorer (ファイルマネージャー) の表示タブの 表示/非表示 > 隠しファイル をチェックする必要があります.

ファイルマネージャー「Double Commander 」が便利

Double Commander とは

ファイルマネージャーです.元々 Windows 付属のファイルマネージャーは「エクスプローラー」ですが,デザインもいまいちな上に使いづらいです. 私が不満に思う点は,以下のとおりです.

  • 前回閉じた時の設定を憶えていない.前回と同じフォルダーや近くのフォルダーのファイルを編集することが多いので,いちいち探すのは面倒です.
  • ファイルやフォルダーをコピーする時,二つのエクスプローラーを開く必要があり,デスクトップが乱雑になる.
  • リボンにある機能が使いづらい.広い領域を使っているのに,ほとんど役にたったことがない.そもそも,リボンが使い難い.

設定

日本語の設定

まずは,メニューを日本語にしたほうが良いでしょう.設定は,メインメニューの Configuration > Options を選択すると,ダイアログ「Options」が表示されます.そのダイアログの Language を日本語にします.

その他の設定

私は,以下の設定を行いました.せっていは,メインメニューの構成設定(o) > オプション(O) を選択することにより表示されるダイアログ「オプション」から設定します.私の設定は,以下のとおりです.

  • ファイルビュー > File views extra: 「ディレクトリ名[角かっこ]で囲んで表示(n)」のチェックを外す.
  • ファイルビュー > File views extra: 「システムファイルと隠しファイルを表示(y)」をチェックする.
  • アイコン: アイコンサイズの File panel: 16×16,Disk panel: 16×16 にします.

YaTeX のキーバインド

会社と自宅の PC とでは, YaTeX のキーバインドが違っていて,違和感がありました. begin は,会社の PC では「C-c C-b」,自宅では「C-c b」です.前者にするためは,emacs の init.el に

(setq YaTeX-inhibit-prefix-letter t)

を記述します.この方法は,「TeX Wiki YaTeX」を参考にしました.

ベクター図を使え

トホホな画像

しばしば,トホホな画像を見ます.例えば,東急電鉄の「各駅情報の路線図から探す」です.ここには路線図が表示されており,それをクリックすると拡大します.このままでは文字が小さくて見えにくいので,ブラウザでさらに拡大します.するとボケボケの画像が現れます.漢字はなんとか読めますが,アルファベットや数字は判別不可能です.路線図の役割を果たしていません.「この路線図って,WEBサイトの飾り(イメージ図)かよ」と言いたいです.大企業が大金をかけて作成した WEB サイトでも,この体たらくです.

公開されているドキュメントにも,ボケボケの画像が多々あります.ひどいものになると,まったく文字が読めないものもあります.論文とか公的な文書で,それがあると,がっかりします.国の機関が提出する入札仕様書は,図がボケて大事な数字や文字が読めないものの割合が高いです.「おいおい,仕様書は契約の文書だぞ.それが読めないってどういうこと」と思います.私は,このような文書を作った人は「バカじゃないの」と思ってしまいます.

ボケた画像ができる原因

ボケた画像が出来上がる原因は,適切な画像のフォーマットを使ていないからです.説明の類の図のフォーマットには,ベクターとすべきです.WEB サイトに掲載する図ならば SVG,MS Office で作成するドキュメントならば EMF です.トホホな図の例で示した東急電鉄の路線図は,JPEG です.これでは,読者に必要な情報が伝わりません.

ボケないようにするためには

ベクター図を使えば,拡大してもボケない画像になります.さっきも言ったように, WEB サイトに掲載する図のフォーマットは SVG,MS Office で作成するドキュメントならば EMF です.

注意 (ラスター図との関係)

ベクター図に対して,画像情報を色の付いたドット (小さい点) で表すラスター図があります.代表的なフォーマットは,JPEG や PNG です.これらの画像は,拡大するとボケます.写真はラスター図 (通常はJPEG) で表す他ないので,拡大してボケるのは仕方ないです.ラスター図とベクター図の関係は,「ラスター図とベクター図」に詳しい説明があります.

ややこしいことは,ベクター図のフォーマットはラスター図を取り込めます.ベクター図のフォーマットの場合でも,中身が画像を点で表すラスター図が含まれ図がボケることがあります.これには注意が必要です.