インストラーの無い Windows アプリケーションの追加

インストーラーの無い Windows のアプリケーションをインストールする方法です.よくあるのは,ダウンロードしたファイルを解凍すると,実行ファイル (*.exe) が現れるものです.この実行ファイルをダブルクリックすると,アプリケーションが起動します.これを普通のアプリケーションのようにスタートメニューに登録すると便利です.

スタートメニューに登録する方法は,以下のとおりです.

  1. 実行ファイルが含まれるフォルダーごと,Program Files に移動させます.
  2. フォルダー「C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」に,実行ファイルのショートカットを保管します.この ProgramData は隠しフォルダーなので,表示されない場合はファイルマネージャーの設定を変更します.
    • この時いきなりショートカットを作ることができないので,一旦,デスクトップに作ります.
    • 出来上がったショートカットを Programs に移動させます.

この Programs のフォルダーには,いくつかの実行ファイルのショートカットを集めたフォルダーを入れることもできます.実行ファイル (ショートカット) を階層化できます.

ProgramData フォルダーが見えない場合は,Windows Explorer (ファイルマネージャー) の表示タブの 表示/非表示 > 隠しファイル をチェックする必要があります.

ファイルマネージャー「Double Commander 」が便利

Double Commander とは

ファイルマネージャーです.元々 Windows 付属のファイルマネージャーは「エクスプローラー」ですが,デザインもいまいちな上に使いづらいです. 私が不満に思う点は,以下のとおりです.

  • 前回閉じた時の設定を憶えていない.前回と同じフォルダーや近くのフォルダーのファイルを編集することが多いので,いちいち探すのは面倒です.
  • ファイルやフォルダーをコピーする時,二つのエクスプローラーを開く必要があり,デスクトップが乱雑になる.
  • リボンにある機能が使いづらい.広い領域を使っているのに,ほとんど役にたったことがない.そもそも,リボンが使い難い.

設定

日本語の設定

まずは,メニューを日本語にしたほうが良いでしょう.設定は,メインメニューの Configuration > Options を選択すると,ダイアログ「Options」が表示されます.そのダイアログの Language を日本語にします.

その他の設定

私は,以下の設定を行いました.せっていは,メインメニューの構成設定(o) > オプション(O) を選択することにより表示されるダイアログ「オプション」から設定します.私の設定は,以下のとおりです.

  • ファイルビュー > File views extra: 「ディレクトリ名[角かっこ]で囲んで表示(n)」のチェックを外す.
  • ファイルビュー > File views extra: 「システムファイルと隠しファイルを表示(y)」をチェックする.
  • アイコン: アイコンサイズの File panel: 16×16,Disk panel: 16×16 にします.

YaTeX のキーバインド

会社と自宅の PC とでは, YaTeX のキーバインドが違っていて,違和感がありました. begin は,会社の PC では「C-c C-b」,自宅では「C-c b」です.前者にするためは,emacs の init.el に

(setq YaTeX-inhibit-prefix-letter t)

を記述します.この方法は,「TeX Wiki YaTeX」を参考にしました.

ベクター図を使え

トホホな画像

しばしば,トホホな画像を見ます.例えば,東急電鉄の「各駅情報の路線図から探す」です.ここには路線図が表示されており,それをクリックすると拡大します.このままでは文字が小さくて見えにくいので,ブラウザでさらに拡大します.するとボケボケの画像が現れます.漢字はなんとか読めますが,アルファベットや数字は判別不可能です.路線図の役割を果たしていません.「この路線図って,WEBサイトの飾り(イメージ図)かよ」と言いたいです.大企業が大金をかけて作成した WEB サイトでも,この体たらくです.

公開されているドキュメントにも,ボケボケの画像が多々あります.ひどいものになると,まったく文字が読めないものもあります.論文とか公的な文書で,それがあると,がっかりします.国の機関が提出する入札仕様書は,図がボケて大事な数字や文字が読めないものの割合が高いです.「おいおい,仕様書は契約の文書だぞ.それが読めないってどういうこと」と思います.私は,このような文書を作った人は「バカじゃないの」と思ってしまいます.

ボケた画像ができる原因

ボケた画像が出来上がる原因は,適切な画像のフォーマットを使ていないからです.説明の類の図のフォーマットには,ベクターとすべきです.WEB サイトに掲載する図ならば SVG,MS Office で作成するドキュメントならば EMF です.トホホな図の例で示した東急電鉄の路線図は,JPEG です.これでは,読者に必要な情報が伝わりません.

ボケないようにするためには

ベクター図を使えば,拡大してもボケない画像になります.さっきも言ったように, WEB サイトに掲載する図のフォーマットは SVG,MS Office で作成するドキュメントならば EMF です.

注意 (ラスター図との関係)

ベクター図に対して,画像情報を色の付いたドット (小さい点) で表すラスター図があります.代表的なフォーマットは,JPEG や PNG です.これらの画像は,拡大するとボケます.写真はラスター図 (通常はJPEG) で表す他ないので,拡大してボケるのは仕方ないです.ラスター図とベクター図の関係は,「ラスター図とベクター図」に詳しい説明があります.

ややこしいことは,ベクター図のフォーマットはラスター図を取り込めます.ベクター図のフォーマットの場合でも,中身が画像を点で表すラスター図が含まれ図がボケることがあります.これには注意が必要です.

WordPress で Amazon の商品リンクを並べる方法

Amazon アソシエイトに参加していると,しばしば WordPress で商品の紹介をすることになります.ただ,Amazon の商品リンクは,左端に設置されます.そして,右側が空いてしまいます.同時に複数の商品を紹介するときには,その空いた空間を使い商品リンクを並べたくなります.その方法を示します.

以下に示すように,flexBox を使い要素の配置をすると品よく商品リンクを並べることができます.

<ul style="list-style:none; display:flex; justify-content:space-evenly">
    <li>  ここに1番目の商品リンクを記述する </li>
    <li>  ここに2番目の商品リンクを記述する </li>
             •••
</ul>

商品リンクがひとつの場合は,センタリングされます.もちろん,商品リンク以外を並べることも可能です.上手に使うと,結構便利な機能です.

以下に具体例として, WordPress 関係の複数の書籍を紹介します.

Bluetooth スピーカー (CREATIVE METALLIX) が良い

使った感想

CREATIVE の Bluetooth スピーカー METALLIX (型番: MF8295) がすこぶる良いです.良い理由は,以下のとおりです.

  • 小さくてデザインが良いです.机の上に置くといい感じです.以前は,比較的大きい CDラジオを使っていました.それに比べると,かなり小さいです.
  • 二つのスピーカーでステレオ再生ができるのが良いです.
  • Bluetooth なので配線が不要です.
  • 一度充電すると,最大24 時間再生できるそうです.週末の土日は,充電する必要はなく使えています.
  • 設定も簡単です.
  • 音も良いような気がします.ただし,私は音質に関しては全くの素人です.

というような感じです.机の上がすっきりし配線も減りました.下に,私の使っている様子を示します.

使い方の注意

最初,音声がブツブツ切れて使い物にならないなーと勘違いしました.音声がブツブツ切れた理由は,Bluetooth の USB アダプターの設置場所が悪く,電波が届いていないことが原因でした.アダプターの位置を変えると,音声が切れることが無くなりました.

取扱説明書

取扱説明書が WEB で公開されています.簡単な英語で書かれていますので,迷うこと無く使えると思います.最初のページの図解部分を見れば,設定方法は分かると思います.私は,二台のスピーカーをステレオ設定しました.以下の通りで,たったこれだけで設定ができます.

購入方法

Amazon から購入できます.以下にリンクを貼っておきます.デスクトップPCで使うならば, Blutooth USB アダブターが必要かもしれません.私は,購入を忘れて,再購入しました.

なんてこった,Office 2010 の Word や Excel では jpeg の画像が劣化する

とほほ

Microsoft Office 2010 (以下,Office) の Word, Excel では,貼り付けたjpeg 画像の一部の情報が失われる (減少する) ことが分かりました.元の画像がきれい (情報量が多い) でも,Word/Excel に貼り付けて渡されると,画質が劣化します.とほほです.Word/Excel のファイルからjpeg 画像を取りすと,元より劣化した画像しか得られないことを意味します.ただし,png や emf は劣化しません.PowerPoint では jpeg も劣化しません.

テストに使ったファイル

表1に示す三つの画像ファイルを Office に貼り付けました.もちろん,zip で圧縮する前のファイルを図の挿入の機能 (コビー & ペーストでない) を使いました.これらのファイルのサイズの真の情報量は, zip 圧縮後のファイルサイズに大体等しいくなります.jpeg や png は既に圧縮されているので,zip にしてもファイルサイズの変化は小さいです.emf は圧縮されていないのですね.

表1 テストに用いた画像
画像ファイル 形式 ファイルサイズ/kB zip 圧縮後/kB
猫の写真 jpeg 226.4 226.3
ラジオの絵 png 8.0 8.1
周期律表 emf 544.2 88.3

Office に貼り付ける

これらの三つの画像のファイルを Office のアプリケーション (Word, Excel, PowerPoint) に貼り付けます.出来上がったファイルサイズは,表2のとおりです.

期待を裏切られた結果です.私の期待は,表1の zip 圧縮後の 322 kB (226+8+88) です.Word と Excel のファイルサイズは,それよりも明らかに小さくなっています.なにか画像の情報は失われています.PowerPoint は期待できます.次の節で,画像を抽出した結果を示します.

表2 Office に貼り付けた結果
Office 形式 ファイルサイズ/kB
Word docx 211.2
Excel xlsx 232.4
PowerPoint pptx 365.4

画像ファイルの抽出

Office のファイルから,そこに含まれている画像を抽出することができます.ファイルの拡張子(docx, xlsx, pptx) を zip に変更し,それを解凍するだけです.すると,アプリケーション名(word, xl, ppt) > メディアというフォルダーに画像が保管されます.これができるのは,Office のファイルは,zip 圧縮された XML だからです.

表3 に画像の抽出結果を示します.表1 と比較すると,

  • jpeg の「猫の写真」は, Word と Excel では画像の劣化が生じることが分かります.PowerPoint では画像の劣化はありません.
  • png の「ラジオの絵」は,画像の劣化もありません.バイト単位の比較でも変化なしです.
  • emf の「周期律表」は,画像の劣化もありません.バイト単位の比較でも変化なしです.
表3 Office のファイルから画像抽出した結果
画像ファイル Word/kB Excel/kB PowerPoint/kB
猫の写真 95.0 110.3 226.4
ラジオの絵 8.0 8.0 8.0
周期律表 544.2 544.2 544.2

まとめ

表4に,ここでの Offece 2010 の画像の貼り付けと抽出で分かった結果をまとめます.これは,直ちに一般化できるものではありませんが,参考にはなると思います.説明を付けて,写真などの jpeg 画像を渡す場合,PowerPoint が最も適していることが分かります.Office アプリケーションで,png や emf の画質の劣化がないのは嬉しいことです.

表4 元画像と比較した Office 2010 のファイルの画像の抽出結果.
画像ファイル Word Excel PowerPoint
jpeg 劣化あり 劣化あり 劣化なし
png 劣化なし 劣化なし 劣化なし
emf 劣化なし 劣化なし 劣化なし

Excel のプロットは糞だ

糞の理由

スプレッドシートとしての Excel は,秀逸だと思う.その一方で,Excel のプロットは糞だと思う.理由は以下の通り.

  1. プロットの作成が煩雑.私は未だにプロット作成方法が分からない.これは人に依存するのでなんとも言えないが,少なくともGUI を使ったプロット作成ソフトの KaleidaGraph とは雲泥の差だ.
  2. プロットが汚い.細かい調整をすれば,それなりのものになるとう話もあるが,毎回の調整は面倒だ.大体,デフォルトのプロットがダサすぎる.
  3. ベクター図としての保存ができない.Microsoft Office の閉じた環境で使うのなら問題ないが,それ以上の高度なことはできない.

どうすれば良いか

プロットが含まれるドキュメント作成する 科学技術関係の仕事をする人は,Excel 以外のプロット作成ツールを使うことを強く勧めます.Microsoft Office しか使わない人は,面倒ですが Excel でも良いです.ちゃんとしたプロットを作成したいならば,KaleidaGraph は簡単でお勧めです.あるいは, DeltaGraph も評判が良いです.

Gnuplot や Python の matplotlib も良いです.私のお気に入りは,Matplotlib です.

まとめ

という具合で,Excel のプロットはダメですね.Microsoft Office 環境では何とか使えるが,ほかの環境では使い物にならないと考えた方が良さそうです.ベクター図として保存できないのは致命的です.DeltaGraph あるいは KaledaGraph, Gunuplot, Matplotlib がお勧めです.

WordPress の便利なツール: Shortcodes Ultimate

Shortcodes Ultimate は,WordPress で使うことのできる便利なツールです.インストール方法は,以下のとおりです.

  1. ダッシュボードのプラグインを選択します.
  2. そして,[新規追加]をクリックし,現れた画面の[プラグインの追加] の入力フォームに「Shortcodes Ultimate」と入力します.
  3. 現れた「Shortcodes Ultimate」の画面のボタン [今すぐインストール] をクリックします.
  4. インストール完了後,[有効化]をクリックします.

使い方は,Documentation – Shortcodes Ultimat を参照下さい.

WordPress で SVG ファイルを表示 (アップロード) する方法

驚いたことに,素のままの WordPress では SVG ファイルをアップロードすすことができません.アップロードしようとすると「セキュリティ上の理由によりこのファイル形式は許可されていません」と表示されます. WEB サイトのベクター図では,SVG が最も適しています. SVG を使うと図を拡大してもボケないので,とてもきれいです.細部を見たい読者の要求に応えることができます. WordPress で SVG が使えないのは言語道断です.

ネットで調べたところ,プラグインの WP Add Mime Types で問題が解決できることが分かりました. これは,WordPress へ MIME タイプと拡張子の追加を可能にします.

インストールと設定は,次のとおりです.

  1. インストール
    1. ダッシュボードのプラグインを選択します.
    2. そして,[新規追加]をクリックし,現れた画面の[プラグインの追加] の入力フォームに「WP Add Mine Type」と入力します.
    3. 現れた「WP Add Mine Type」の画面のボタン [今すぐインストール] をクリックします.
    4. インストール完了後,[有効化]をクリックします.
  2. 設定
    1. ダッシュボードの設定 > Mime Type設定を選択します.
    2. 現れた画面「WP Add Mime Types 管理設定」の下の方の「追加の項目」に,「svg = image/svg+xml」を記述します.
    3. [設定を保存] をクリックして完了です.

以上で, SVG がアップロード可能になり,表示もされます.