これで俺達は皆くそ野郎だ

第二次大戦中,米国は原爆の開発(マンハッタン計画)を進めていました.その過程で,終戦まじかの1945年7月16日に,ニューメキシコ州で人類最初の核爆発の実験「トリニティ実験」を行いました.実験は上手くいき,計画通り核爆発が起きました.それを見た実験責任者: ケネス・ベインブリッジ はマンハッタン計画を主導したオッペンハイマーに対して,「”Now we are all sons of bitches.”(これで俺達は皆くそ野郎だ)」と言ったとのこと.

トリニティ実験の爆発直後の火の玉。爆発から16ミリ秒後,火球は200メートル幅.地平線に沿った黒点は木々である.[引用元:トリニティ実験]

この言葉を聞いた時,私はかなり驚きました.巨額な経費ととんでもなく多くの人を動員して,やっと出来上がった原爆の成果 (科学技術の成果) を見て,感慨ひとしおというのが普通の感覚です.特に科学者にしてみれば,世界初の大規模核反応の実験に携わったことは,かなり光栄なことだったはずです.しかし,ケネス・ベインブリッジ は,それがもたらす悲劇を冷静に見抜いていたんでしょうね.こんなに人とお金をかけて,「糞ったれ,なんていうものを作ってしまったんだ」(ブログ筆者主観) と.

少なくとも,科学を志す人はこの言葉の意味を一度は考えてもらいたいと思います.

入谷鬼子母神の朝顔市

入谷鬼子母神の朝顔市(朝顔まつり)は,東京の夏の風物詩です.毎年,7月6・7・8日に開催されます.休日に開催されるとは限らないので,仕事をしていると,これまで良い機会がありませんでした.今年は,7/8(土)の休日だったので行ってきました.開催中の唯一の休日,それも昼前の11時ごろに到着したので,大変な人でした.屋台を一回りし,眞源寺(入谷鬼子母神)をお参りしました.そして,境内で朝顔を購入しました.5本の支柱がある「行灯(あんどん)」で,2000円でした.境内の外の屋店でも同じ価格です.

朝顔市で購入した朝顔
入谷鬼子母神の朝顔市で購入した朝顔

当日は晴れていたので,とても暑かったです.朝早く行くか,夕方に行くのが良いかと思います.来年(2018年)は,7/6(金),7/7(土),7/8(日)と,土日に開催されるので,少し人が分散するかも.日曜日の夕方に行くのが良さそうです.

Windows で evince

LaTeX で作成される pdf のビューワーには,evince が便利です.linux では何もせずに(?)に使えますが,Windows ではインストールが必要です.インストール方法は,以下のとおりです.

  1. MSYS2をインストール.これは,Windows で動作する Unix のシェル環境です.
    • MSYS2 installerへ移動し,インストーラーをダウンロードします.
    • ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックします.すると,インストール作業が始まります.
    • インストールの完了のダイアログが表示されたら,完了(F)をクリックします.
    • 一旦,MSYS2 を停止します.
  2. Windows の evince のインストール
    • Windows のタスクバーの「msys2」をクリックし,MSYS2 を起動します.
    • MSYS2 のターミナルで,コマンド「pacman -S mingw-w64-x86_64-evince mingw-w64-x86_64-gstreamer mingw-w64-x86_64-gst-plugins-base」を実行させます.
    • しばらくすると,evince のインストールが完了します.
    • ホームディレクトリーにある「.bashrc」の最後に「export PATH=$PATH:/mingw64/bin」を追記します.
    • そして,コマンド「source ~/.bashrc」を実行します.

以上で,インストールが完了します.

次に使い方を示します.

  1. Windows のタスクバーにある MSYS2 のランチャーをクリックします.
  2. pdf ファイルがあるディレクトリーへ移動します.これには,コマンド「「cd 移動先ディレクトリー」を使います.ディレクトリーの移動は,windows の explorer のフォルダーアイコンの「ドラッグ & ドロップ」を使うと良いでしょう.
  3. そして,コマンド「evince ファイル(*.pdf)」で pdf を開きます.