Yamamoto's Laboratory
 
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AKI-H8/3664Nタイニーマイコン

ブレッドボード用の部品

H8を使う理由は,マイコン,あるいはコンピューターの学習のためである.そうなると,簡単に回路が組み立てるブレッドボード上でH8を使いたくなる.秋月電子通商AKI-H8/3664Nタイニーマイコンがちょうど良い.40mm×27.5mmとコンパクトで,デザインの良いところも気に入っている.また,安価(1680円)なので,少々無理をして壊しても気にならない.しかし,ブレッドボードに差し込まないのであれば,参考書の多いAKI-H8/3048AKI-H8/3052の方が良いであろう.

AKI-H8/3664Nタイニーマイコン

AKI-H8/3664Nタイニーマイコンキットは,そのままではブレッドボードに刺すことができない.福井高専の斉藤徹さんのH8/3664を用いた小型模型制御実験のページを参考(というかほとんどパクリですが)にして,AKI-H8/3664Nタイニーマイコンを使うようにした.

まず部品表であるが,下表のようなものをそろえた.同じものでなくても良いので,秋月電子通商などで適当なものを購入するのがよいだろう.電源は,角形の9[V]の電池でも良い.

部品名 型番 個数 価格
H8マイコン AKI-H8/3664Nタイニーマイコン 1 1680円
ピンヘッダ(オス) (1×40) 秋月電子 通販コード C-167 1 50円
シングルピンソケット(低メス)14P (1×14) 秋月電子 通販コード C-661 2 50円
ブレッドボード サンハヤト SAD-13 1 5460円
ジャンプワイヤ サンハヤト SPP-150等 適量 1000円くらい
電源 サンハヤト DK-801 1 6930円
D-subコネクター 9P   1 100円くらい

今回は,これらの部品を使ったが,ちょっと選定ミスもあった.実際には次のようにした方が良いと思われるが,これについては試してみてレポートする.

  • ピンヘッダーの足が長くて,ブレッドボードに刺しにくい.秋月電子のピンヘッダ(低オス)40P(1×40)の方が良いと思われる.
  • シングルピンソケットは,ジャンプワイヤでは接触が緩く,すぐにはずれる.秋月電子のピンソケット(メス)14P(1×40),あるいはAKI-H8/3664Nに付属品でついてくるソケットの片側の電極を抜いて使うのが良いと思われる.

半田付け(AKI-H8/3664N)

ブレッドボードにH8マイコンを取り付けるためには,ピンヘッダを少し切ることや半田付けの加工が必要である.まずはニッパで,ピンヘッダとピンソケットを13ピン用に切断する.それらを,付属のジャンパー用のピンとともに下図のように半田付けする.

ブレッドボードに取り付けるためのAKI-H8/3664Nマイコン(クリックで拡大)

狭い場所で細かい半田付け作業になり,結構難しい.要領がつかめれば簡単で,ピンの先を暖めるようにすればうまく半田付けができる.すべての部品を取り付けると,下の写真のようになる.

ブレッドボードに取り付け可能なAKI-H8/3664Nタイニーマイコン

D-subコネクター

パソコンとの通信は,シリアルコネクターを使うことになる.そのため,9ピンのD-subコネクターもブレッドボードに刺せるようにしておく.4番ピンと6番ピンはショートする.H8と通信に使うのは,2番と3番,5番である.その3本のピンにブレッドボード用のジャンパーピンを直接半田付けした.残りのピンはそのまま,オープンにしてある.

D-subコネクター

H8と接続して,パソコンと通信する方法は,設定(linux)のページに書いてある.



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