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線の種類
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線の種類グラフを描く線の種類を指定することもできる.はじめに,線の番号を決めて,線のタイプ(line type)と幅(line width)を指定する.描画(plot)するときに,使いたい線の番号(line style)を指定する.次のようにするのである. gnuplot> set style line 1 lt 2 lw 4 gnuplot> plot sin(x) ls 1 ややこしいことに,gnuplotでは2つの数値で描く線を決めている.線の形—実線やいろいろな破線—と色,幅の3つの属性があるにもかかわらずにである.先に示した例では,線の太さは lw 4 で,線の形と色は lt 2 となっている.これから分かるように,線の形と色はひとつの整数で指定するので,それぞれを任意選ぶことができない.線の区別は色,または形のどちらか一方で決めればよい—ということなのであろうか. さらにややこしいことに,出力先により線種が異なる.私がよく使う出力先は,x11とpostscriptである.lt の値と線種の関係を以下の図に示す.postscriptの場合,カラーと白黒を使うので,実線カラーと白黒の破線を示している. これらの図を描くためには,gnuplotのための入力ファイルを load コマンドで読み込んで描いた postscript の出力の場合,以下のようにターミナルを設定した.最後の14はフォントサイズ,dashlengthの後の5は破線の間隔を示している. gnuplot> set terminal postscript eps enhanced color solid 14 gnuplot> set terminal postscript eps monochrome dashed dashlength 5 14 |