一般化固有値問題は、以下の形で与えられる。
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(1) |
共役勾配法ではこのような固有値問題の最小固有値を求められる。
は,Raylaigh商から求められる.
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(2) |
最急勾配方向1
を以下に示す.
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(3) |
固有ベクトルは以下のように反復法で求められる.
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(4) |
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(5) |
ただし,
をランダム関数などを使って適当に決め,
として,
から計算し始める.
ここで,を求めなくてはいけないが,これはが最小になる
ように選べばいいので,
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(6) |
すなわち,
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(7) |
となるようにを決める.ここで,これを計算すると,
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(8) |
ただし,
と置いた.
ここで,は2つでてきたが,実際はのところをにする.
つまり,
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(9) |
である.
ここで,手順をまとめると次のようになる.
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をランダム関数などを使い,適当に決める.
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とする.
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- 収束判定をして,収束が十分でなければとして,4に戻る.
これで,最小の固有値と固有ベクトルが求められる.
ホームページ: Yamamoto's laboratory
著者: 夏井拓也
natui takuya
平成17年12月22日