2 はじめに

本日は、NOR(論理和否定)とNAND(論理積否定)ゲートの回路まで学習を行う。 今までは、OR(論理和)とAND(論理積)、NOT(否定)ゲートを学習してきたのです が、実際の集積回路ではNORとNANDの方が多く使われる。NORとNANDが使われる からには、それらが優位に立っている点があるあるはずである。そのことにつ いて、ここで学習する。

これらを説明する前に、復習として、それぞれの回路の真理値表とMIL記号を 示す。○印がつくと否定を表すことに思い出してください。本日、学習する回 路、NORゲートはORゲートの出力にNOTゲートを、NANDゲートはANDゲートの 出力にNOTゲートを加えたゲート回路になります。

図 1: OR素子
\includegraphics[keepaspectratio, scale=0.5]{figure/OR.eps}
図 2: AND素子
\includegraphics[keepaspectratio, scale=0.5]{figure/AND.eps}
図 3: NOT素子
\includegraphics[keepaspectratio, scale=0.5]{figure/NOT.eps}


  • 1. ORの真理値表
  • 2. ANDの真理値表
  • 3. NOTの真理値表
  • 表 1: ORの真理値表
    $ A$ $ B$ $ A+B$
    0 0 0
    0 1 1
    1 0 1
    1 1 1
    表 2: ANDの真理値表
    $ A$ $ B$ $ A \cdot B$
    0 0 0
    0 1 0
    1 0 0
    1 1 1
    表 3: NOTの真理値表
    $ A$ $ \bar{A}$
    0 1
    1 0






    図 4: NOR素子
    \includegraphics[keepaspectratio, scale=0.5]{figure/NOR.eps}
    図 5: NAND素子
    \includegraphics[keepaspectratio, scale=0.5]{figure/NAND.eps}


  • 4. NORの真理値表
  • 5. NANDの真理値表
  • 表 4: NORの真理値表
    $ A$ $ B$ $ \overline{A+B}$
    0 0 1
    0 1 0
    1 0 0
    1 1 0
    表 5: NANDの真理値表
    $ A$ $ B$ $ \overline{A \cdot B}$
    0 0 1
    0 1 1
    1 0 1
    1 1 0


    ホームページ: Yamamoto's laboratory
    著者: 山本昌志
    Yamamoto Masashi
    平成19年8月20日


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