1 制御文

順次と選択、繰り返しがプログラムの基本制御構造である。このうち、順次は、 プログラムが上から下へと実行されることで実現している。従って、そのため のコマンドはない。なにもなければプログラムは上から下へと実行されるので ある。残りの選択と繰り返しについて説明する。

1.1 選択

選択は、条件により実行される文が決まる構文である。次の5つの構文を学習した。

1.2 繰り返し

条件が成立するまで、同じ文を何度も繰り返す構文である。

1.2.1 for

繰り返しの回数が予め分かっているときに、for文がしばしば使われる。 「初期値は○○、条件式が正しければ、ループを繰り返し、条件を再設定する。これは、 条件式検査 $ \rightarrow$ループ $ \rightarrow$条件の再設定を繰り返す。条件式が誤りに なれば、そのループから抜け出す」という構文に使われる。これは、次のように、書く。
[
l]書式
	for(初期値設定式; 継続条件式; 再設定式){
	   文1;
	   文2;
	   文3;
	}
これは、「継続条件が正しい限り、文1と文2、文3を実行する」となる。もし、制御式が誤り (偽)であれば、これら文は実行されず、ブロックの外側に出る。

1.2.2 while

これも、for文同様、前判定繰り返しであるが、予め繰り返し回数が分からないとき には、while文が使われることが多い。「条件式が正しければ、ループ繰り返す。条件式が誤 りになれば、そのループから抜け出す」という構文に使われる。次のように、書く。
[
l]書式
	while(継続条件式){
	   文1;
	   文2;
	   文3;
	}
これは、「継続条件が正しい限り、文1と文2、文3を実行する」となる。もし、制御式が誤り (偽)であれば、これら文は実行されず、ブロックの外側に出る。

1.3 do while

これは、後判定繰り返しで、予め繰り返し回数が分からないときに使われることが多い。 「ループ内を実行し、継続条件式が正しければ、さらにループを繰り返す。条件式が誤り になれば、そのループから抜け出す」という構文に使われる。次のように、書く。
[
l]書式
	do{
	   文1;
	   文2;
	   文3;
	}while(継続条件式);
これは、「文1と文2、文3を実行し、継続条件が正しければ、これを繰り返す」となる。 もし、制御式が誤り(偽)であれば、ブロックの外側に出る。
ホームページ: Yamamoto's laboratory
著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
平成16年11月30日


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