- コンピューターに何をどのようにさせるかを記述したものをプログラ
ム(program)と呼ぶ。
- コンピューター機材を「ハードウェアー」と呼ぶ
- コンピューターに仕事をさせるためのプログラムを「ソフト
ウェアーと呼ぶ」
- 人が頭の中で考えているだけでは、コンピューターは働いてくれない。
コンピューターにきちんと指示を与える必要がある。あいまいな表現は
だめである。
- 人は、あいまいな指示でも適当に処理(仕事)をしてくれる。た
だし結果は、人によって異なる。
- コンピューターは、処理すべき内容をきちんと伝える必要があ
る。そのため、結果はいつでも、どれでも同じ。
- コンピューターは、自分で考えて仕事をすることはできない。人が、
きちんと指示を与える必要がある。その指示をプログラムと言う。
- コンピューターは融通はきかないが、仕事は高速で正確、文句も言わ
ず何度でも繰り返し同じ仕事を続けてくれる。
- コンピューターが唯一分かる言葉は、機械語(マシン語)である。それ
は、「10010110001111」のように0と1が並んだものである。こ
れを、人間が理解するのは大変である。
- そこで、人間がわかりやすい言語(たとえばC言語)でプログラムを書き、
それを翻訳して機械語に直すことが考えられた。翻訳のように単純作業
はコンピューターが得意である。
- コンピューターに与える指示を書いたものがプログラムである。指示
を与える言葉をプログラミング言語と言い、いろいろな種類がる。しか
し、どの言葉でも最終的には機械語に翻訳して、コンピューターは指示
通りに仕事をする。
- 一つのプログラミング言語をマスターすれば、短期間で2つめ、3つめ
のプログラミング言語を覚えることができる。
- どのように伝えればコンピューターが目的の仕事をすることができる
かを考えるのは、コンピューターでもプログラムでもなく、「人間の作
業」である。
- 「コンピューターに目的をどのように伝えるか」という考え方(プログ
ラムの考え方)が、プログラミングに最も必要な知識である。
- コンピューターは単純な仕事しかできない。そのため、目的達成まで
の方法や道筋を細かく表現して、指示を与える必要がある。
- プログラム作成では、次のことが大切である。
- 問題の曖昧なところをはっきりさせる。
- 問題を細かく分解して整理する。
- 問題解決までの道筋をまとめる
- 問題解決のための道筋をアルゴリズム(algorithm)と言う。
- コンピューターにさせたい仕事はさまざまである。さまざまな仕事を
させるために、さまざまなプログラミング言語がある。
- しかし、コンピューターが理解できる言葉は、数字の1と0を組み合わ
せた機械語(マシン語)だけである。
- そのため、人間が理解できるプログラミング言語から機械語に翻訳す
る必要がある。
- プログラムの作成手順は、次のとおりである。
- エディターを使って、プログラムを書く。プログラムを書
くことをコーディング(coding)と言う。記述したものをソースプ
ログラム(ソースコード)、そのファイルをソースファイルと言う。
ファイル名は、「ファイル名.c」でなくてはならない。
- コンパイラー(実際はリンカーも)を使ってプログラムを機械語
に翻訳する。翻訳の作業をコンパイル(実際はリンクも)
2という。翻訳されたプログラムを実行プログラ
ム、そのファイルを実行ファイルと言う。
- プログラムを実行して、動作確認を行う。
- もしプログラムに誤りがあれば、ソースプログラムを修正して、
再度コンパイルを行う。このプログラムの修正の作業をデバック
(debug)と言う。
- 問題解決のための道筋をアルゴリズム(algorithm)と言う。
ホームページ: Yamamoto's laboratory
著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
平成19年8月22日