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1 前回の復習と本日の学習

1.1 前回の復習

前回の講義では,CASL IIのシミュレーターであるWCASL II [1]の使い方を学習した.今後, CASL IIのプログラムを学習するときに役立てて欲しい.

中間試験前になるが前々回の講義では,CASL IIの命令の種類とプログラムの書き方につ いて学習した.プログラムの書き方は図1のとおりで,4つの 記述欄があり,それぞれは1つ以上の空白で区切る.また,セミコロン;を書けば, 行のそれ以降は注釈文(コメント文は)となりアセンブラーは無視をする.

さらに,命令は以下の3種類に分けられることも学習した.

1.1.0.1 アセンブラ命令

ソースプログラムを機械語に変換するアセンブラーに対し ての命令で,特定のビットパターンに変換されない.また,この命令はCPUを動作させる ことはない.

1.1.0.2 機械語命令

CPUの実際の動作を指示する命令で,特定のビットパターンに変 換される.この命令と機械語は1対1の対応がある.

1.1.0.3 マクロ命令

複数の機械語命令を集めて,一つの名前を付けた命令である.こ れは特定の機械語に変換されるが,ひとつの命令は多くの機械語になる.
図 1: CASL IIのプログラムの書き方
\includegraphics[keepaspectratio, scale=0.8]{figure/description_code.eps}

1.2 本日の学習内容

教科書のp.28-35のアセンブラ命令を学習する.ゴールは以下のとおりである. である.


ホームページ: Yamamoto's laboratory
著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
2005-12-21


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