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前回の講義では,CASL IIのシミュレーターである
WCASL
II [
1]の使い方を学習した.今後,
CASL IIのプログラムを学習するときに役立てて欲しい.
中間試験前になるが前々回の講義では,CASL IIの命令の種類とプログラムの書き方につ
いて学習した.プログラムの書き方は図1のとおりで,4つの
記述欄があり,それぞれは1つ以上の空白で区切る.また,セミコロン;を書けば,
行のそれ以降は注釈文(コメント文は)となりアセンブラーは無視をする.
さらに,命令は以下の3種類に分けられることも学習した.
ソースプログラムを機械語に変換するアセンブラーに対し
ての命令で,特定のビットパターンに変換されない.また,この命令はCPUを動作させる
ことはない.
CPUの実際の動作を指示する命令で,特定のビットパターンに変
換される.この命令と機械語は1対1の対応がある.
複数の機械語命令を集めて,一つの名前を付けた命令である.こ
れは特定の機械語に変換されるが,ひとつの命令は多くの機械語になる.
教科書のp.28-35のアセンブラ命令を学習する.ゴールは以下のとおりである.
- アセンブラ命令の役割が分かる.
- CASL IIのアセンブラ命令(START, END, DC, DS)の使い方が分かる.
である.
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Yamamoto's laboratory著者:
山本昌志
Yamamoto Masashi
2005-12-21