先週は,C言語の関数とは何か?--ということをはじめに学習した.C言語の関数は,
処理の手続きをまとめたプログラムの単位と説明した.プログラムの処理をまとめるれ
ば,長いプログラムも分かり易く記述できる.なぜならば,次の2つの理由による.
- 何度も使う同じような処理はひとつ関数で記述できる.必要なときに,その関数
を呼び出す.
- 機能単位毎に関数を使うと,プログラムが分かり易くなる.複雑な機械であって
も部品単位で考えると,全体が分かるのと同じ.関数は,プログラムの部品であ
る.
つぎに,この関数の作成方法を学習した.図1の
ようにソースプログラム中に記述する.関数を使うためには,(1)プロトタイプ宣言,(2)
関数の定義,(3)関数の呼出し--の手続きが必要である.
図 1:
ユーザー定義関数を含んだソースプログラムの書き方
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本日の学習範囲は教科書 [
1]のp.180-188である.教科
書とは別に,プリントに沿って先週よりは複雑,そして役に立つ関数の作成を試みる.本
日の学習のゴールは以下のとおりである.
-4pt
- 関数から関数を呼び出すプログラムが書ける.
- 引数や関数の戻り値にvoid型を使った関数が書ける.
- 計算した関数の値をファイルに書き込める.そして,それをgnuplotを使って,グラフ化できる.
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Yamamoto's laboratory著者:
山本昌志
Yamamoto Masashi
平成18年11月10日