6 参考資料

6.1 アスキーコード

教科書 [1]のp.374の アスキーコード表の見方を示す.同じもの5を表2に載せておく. この表から数字(10進数)を計算する方法は,次のようにする. -4pt
  1. 対応する文字の上位3ビットの値を探す.例えば,大文字の'L'は,4と なる.
  2. 次に下位4ビットを探す.大文字の'L'は,Cである.
  3. 対応する整数の計算を行う.計算方法は $ 16\times($上位3ビット$ )+($下 位4ビット$ )$である.ただし,A=10, B=11,$ \cdots$,F=15である6

具体的な例で表すと,大文字の'L'は,4Cなので

$\displaystyle 16\times4+12=76$ (1)

となる.

表 2: アスキーコード表.表の行(0〜7)は上位3ビットで,列(0〜F)は下位4ビット を表す.表中の2文字以上のものは文字ではなく,制御コードと呼ばれる特殊文字である.
  0 1 2 3 4 5 6 7
0 NUL DLE SP 0 @ P ` p
1 SOH DC1 ! 1 A Q a q
2 STX DC2 " 2 B R b r
3 ETX DC3 # 3 C S c s
4 EOT DC4 $ 4 D T d t
5 ENQ NAK % 5 E U e u
6 ACK SYN & 6 F V f v
7 BEL ETB ' 7 G W g w
8 BS CAN ( 8 H X h x
9 HT EM ) 9 I Y i y
A LF SUB * : J Z j z
B VT ESC + ; K [ k {
C FF FS , < L \ l |
D CR GS - = M ] m }
E SO RS . > N ^ n ~
F SI US / ? O _ o DEL

6.2 バイトとビット

ここでは,位取り記数法の話を少ししておく.詳細は「8章 ポインター」で学習するので,雰囲気が 分かれば良い.

人間は10進数を使うが,コンピューター内部では2進数が使われている.また,実際のプ ログラマーは,2進数との対応がつきやすい16進数を好んで使う.それぞれの対応は,表 3のようになる.

ここでは,次のことを理解しなくてはならない. -4pt


表 3: 10進数と2進数,16進数の関係
10進数 2進数 16進数   10進数 2進数 16進数
0 0 0   16 10000 10
1 1 1   17 10001 11
2 10 2   18 10010 12
3 11 3   19 10011 13
4 100 4   20 10100 14
5 101 5   21 10101 15
6 110 6   22 10110 16
7 111 7   23 10111 17
8 1000 8   24 11000 18
9 1001 9   25 11001 19
10 1010 a   26 11010 1a
11 1011 b   &vellip#vdots; &vellip#vdots; &vellip#vdots;
12 1100 c   255 11111111 ff
13 1101 d   &vellip#vdots; &vellip#vdots; &vellip#vdots;
14 1110 e   65535 1111111111111111 ffff
15 1111 f   &vellip#vdots; &vellip#vdots; &vellip#vdots;
             


ホームページ: Yamamoto's laboratory
著者: 山本昌志
Yamamoto Masashi
平成19年1月25日


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